ロッテ・小島で1毛差2位 2季ぶり本拠CS 7回零封10勝目で決めた

2023年10月11日 05:20

野球

ロッテ・小島で1毛差2位 2季ぶり本拠CS 7回零封10勝目で決めた
<楽・ロ>4回2死三塁、太田から三振を奪った小島(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ロッテ5-0楽天 ( 2023年10月10日    楽天モバイル )】 満面に笑みを浮かべ、ロッテ・小島がナインと手のひらを合わせた。2年前に涙した杜の都・仙台。ソフトバンクを勝率1毛差で上回って逆転での2位確定に導いた。7回無失点の好投で10勝目。ファーストS本拠開催を決めた勝利の儀式の味は格別だった。
 「前回負けて、こういう緊張感のある試合で結果を出せるように練習してきたので、僕の投球どうこうじゃなく、勝負どころでチームが勝てたので、うれしかったです」

 21年10月27日。同じ仙台での楽天戦で先発し6回1失点と好投も、チームは1―2で逆転負け。オリックスの優勝が決まった。雨で開始が30分遅れたこの日は、負ければ4位でCSを逃すレギュラーシーズン最終戦。初回1死満塁を遊ゴロ併殺で無失点で切り抜けると、6回まで毎回安打を許しながら3併殺など要所を締めて7回まで0を並べた。

 種市、佐々木朗が離脱する中、最後まで先発ローテーションを守った。3年連続で規定投球回に到達。2年ぶりとなる2桁勝利もマークした。期待の裏返しから普段は厳しい評価の吉井監督も「今日は本当にエースらしい投球をしてくれた。このまま成長してほしい」と目を細めた。

 貯金最大13から大失速したが、16年以来7年ぶりに70勝にも到達。「せっかくつかんだチャンスなので、一番最後まで行けるように全力を尽くします」。吉井監督は、14日から3位・ソフトバンクと対戦する本拠地でのファーストSへ視線を向けた。(大内 辰祐)

 ≪ファーストSに強い!6度進出で5度突破≫ロッテが最終戦で今季の2位を決め、2年ぶり8度目のCS進出を決めた。最終戦でCSを決めたのは08年日本ハム、10年ロッテ、11年西武、18年巨人、19年阪神に次いで6度目。同一球団で2度はロッテが初めてだ。ロッテは過去7度のCSでコロナの影響でファーストステージのなかった20年を除き、6度のうち5度同ステージを突破。ZOZOマリン開催では07、21年といずれもファイナルステージに駒を進めている。

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