大谷 2年ぶり2度目のシルバースラッガー賞受賞 今オフ「4冠」

2023年11月11日 02:30

野球

大谷 2年ぶり2度目のシルバースラッガー賞受賞 今オフ「4冠」
大谷翔平 Photo By スポニチ
 大リーグ機構(MLB)は9日(日本時間10日)、打撃のベストナインに相当するシルバースラッガー賞を発表。エンゼルスからFAとなった大谷翔平投手(29)がア・リーグDH部門で2年ぶり2度目の受賞を果たした。日本選手の複数回受賞はイチロー(マリナーズ)の3度に続いて2人目。44本塁打で日本選手初の本塁打王に輝いた二刀流が、“最強打者”の勲章を手にした。
 強打者の証明であるシルバースラッガー賞。しかも屈強なパワーヒッターがひしめくDH部門で2年ぶり2度目の選出。投打二刀流ながら「打者・大谷」が持つ、底なしのポテンシャルを如実に表していた。

 今季は44本塁打で日本選手初の本塁打王。加えて長打率・654、OPS(出塁率+長打率)1・066などスラッガーに不可欠な指標も軒並みリーグトップだった。投手として10勝を挙げながらの数字は異次元。9月に右肘を手術して来季は投手として登板できないにもかかわらず、オフのFA市場で超目玉になっているのもこの打棒があればこそだ。

 これで今オフはチームの年間最優秀選手、米野球専門誌「ベースボール・アメリカ」の年間最優秀選手、選手間投票によるア・リーグ最優秀野手に続いて「4冠」。2年ぶりにアの最優秀野手に選出された際は「選手たちに選ばれるというのは自分にとって大きいことだし凄く光栄」とコメントした。シルバースラッガー賞は各球団の監督、コーチの投票によって決定。誰もが納得して票を投じたに違いない。

 今後は16日(日本時間17日)に発表され、2年ぶりの満票受賞が有力視されるア・リーグMVPや、最も活躍したDHに贈られる「エドガー・マルティネス賞」などが控える。シーズンだけでなく、FAでの移籍先が注目されオフも主役の二刀流。果たして来季はどの球団でバットから快音を響かせるのだろうか。

 ≪誠也の受賞ならず….285&20発も≫ナ・リーグの外野手部門で候補入りしていたカブス・鈴木の受賞はならなかった。メジャー2年目の今季はリーグ9位の打率.285をマーク。昨季を上回る20本塁打を放つなど奮闘したが、同部門は史上初の「40本塁打(41)&70盗塁(73)」を達成したブレーブスのアクーニャ、ドジャース・ベッツ、パドレス・ソトの強打者が獲得。イチロー、大谷に続く日本選手3人目の受賞はお預けとなった。

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