ソフトバンク・川越4軍投手コーチが就任会見「過保護すぎても、攻めすぎてもよくない」

2023年11月11日 05:00

野球

ソフトバンク・川越4軍投手コーチが就任会見「過保護すぎても、攻めすぎてもよくない」
就任会見を行ったソフトバンク・川越4軍投手コーチ Photo By スポニチ
 ソフトバンクは10日、新任の川越英隆4軍投手コーチ(50)が筑後市のファーム施設で就任会見を開き「選手の特長を伸ばしつつ、レベルを上げていく。未来のホークスを背負う投手をつくっていきたい」と意気込みを語った。
 オリックス、ロッテで通算54勝を挙げた。引退後は12年から22年までロッテのコーチとして佐々木朗らを指導。今季は野球スクールで小学生や中学生らを教えていた。

 就任にあたっては、青学大の1学年後輩で同じく新任の倉野1軍投手コーチ兼ヘッドコーディネーターから「力を貸してください」と言われたという。「考え方や目指しているところが一緒だからたぶん誘ってくれたと思う。(力を)貸さないわけにはいかない」と経験を還元する覚悟だ。

 大学の先輩である小久保新監督にも報告し、「野球だけじゃなく、いろんなことも含めてしっかり頼むよ」と声をかけられたという。指導する4軍は高卒の育成ルーキーが中心になる。「自分の指標として高卒だったら、4年目でしっかり1軍の戦力に育てるのが目標。高卒は背も伸びているし、とにかく故障させない。体力と技術を上げていく。過保護すぎても、攻めすぎてもよくない。そのギリギリを」と語った。
 (杉浦 友樹)

 ◇川越 英隆(かわごえ・ひでたか) 1973年(昭48)6月8日生まれ、神奈川県出身の50歳。学法石川3年夏には春夏連続甲子園に出場した。青学大から日産自動車と進み、98年都市対抗野球では優勝に貢献し、MVPに該当する橋戸賞に輝いた。98年のドラフト2位(逆指名)でオリックス入団。1年目の99年に11勝を挙げるなど、通算成績は298試合54勝76敗、防御率4.10だった。1メートル74、右投げ右打ち。

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