ソフトバンク・小久保監督も「効果」実感 修正ドリルで期待の笹川が変わった

2023年11月11日 05:00

野球

ソフトバンク・小久保監督も「効果」実感 修正ドリルで期待の笹川が変わった
<ソフトバンク秋季キャンプ>ドライブライン計測を行う笹川(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 ソフトバンクの秋季キャンプは10日、第3クールが始まった。野手が参加する宮崎では前クールまでに動作解析などで分析したスイングデータを元に、改善点やトレーニング方法を選手に明示し、各自が取り組む段階に入った。
 この日は周東、柳町ら6選手が、米国のトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」のスタッフから指導を受けた。まず最初に詳細なデータをモニター画面に映して選手に伝える「フィードバック」で各自のスイングの特性が伝えられた。さらに改善点を克服するため、同施設の練習ドリルでの「スイングデザイン」に取り組んだ。各選手が2時間ずつ取り組み、現役通算413本塁打の小久保監督は「あれがあれば500本、打っとったかもしれん」と感銘を受けていた。

 小久保監督は“柳田2世”の期待をかけられている3年目・笹川に注目。「修正するドリルをしたら吉康(笹川)は明らかに変わった。ただ、僕らは芸術品じゃない。打たないといけないからタイミングが入ってくる。いくらきれいなスイングをしてもバットに当たらなかったら意味がないけど、短時間で変わるっていう発見」と効果を説明した。

 今秋は打撃に力を入れている周東は「スイングの改善方法が見つかった。効率的にバットが振れるようになるということです」と話した。2軍で小久保監督から4番を任されたルーキーの生海は「僕は胸椎が硬いと言われた。柔軟性を出すことで、上半身と下半身が連動性が出てくる」と具体的なアドバイスに納得の様子だった。

 11日には野村勇、正木らが同様の指導を受ける予定。「データサイエンス」で各自の課題を明確にしていく。 (森 寛一)

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