阪神・岩崎 感激パレード「幸せな時間」 老若男女のファンに「“おめでとうございます”と手を振った」

2023年11月24日 05:15

野球

阪神・岩崎 感激パレード「幸せな時間」 老若男女のファンに「“おめでとうございます”と手を振った」
阪神の神戸パレードで記念撮影に納まる(右から)岩崎、梅野、原口、糸原 Photo By 代表撮影
 阪神・岩崎優投手(32)が、優勝パレードで目にした“絶景”に胸を熱くした。塩対応ではなく思いの丈を打ち明けるスポニチの恒例企画「成し遂げる」で、ファンへの感謝、リーグ連覇への決意を込めた。
 9回のマウンドで4万人超の声援を独り占めにしている守護神でも、甲子園とはまた違う“絶景”だった。

 「あまり想像はせずに臨んだんですが、こんなにも、たくさんの方々が駆け付けてくれたことが純粋にうれしかった。“おめでとうございます”という気持ちで手を振りました」

 同じ2号車に乗り込んだ梅野、原口が両隣。「梅ちゃ~ん!原口バモス!という声がたくさん聞こえてきました」。数え切れないほどの歓声、喜び、涙する顔が次々と耳目に飛び込んできた。

 「球場よりも声もダイレクトに届きますし、顔も近い。子供たちもいましたし、お年寄りの方も駆け付けてくれていました。タイガースは、本当にいろんな人たちに応援してもらっているんだ、と。甲子園は4万人ですけど、球場に来られない人もいる。もしかしたら、そういう人たちも今日はパレードに来られたのかもしれない。プレーヤーとして、幸せな時間だったと思います」

 神戸、大阪での計2時間のパレードは「どっちも凄かった」とあっという間に過ぎ去った。リーグ優勝決定と日本一の胴上げ投手、ビールかけなど、頂点に立った者たちしか味わえない瞬間をかみしめてきた。今回の優勝パレードは、その集大成でもあった。

 「なかなか人生の中でも経験できることでもないですし、いいものだなと。優勝はファンの人、球団スタッフ、裏方さんも喜んでくれる。たくさんの方が喜んでくれるという意味でも、やっぱりもう一回優勝したい気持ちは出てきます」

 高いバスの上に立った景色を、少々の怖さを感じながら、しっかりと目に焼き付けた。「誰かのために」腕を振ることが信条でもある背番号13にとって、忘れられない一日になった。(遠藤 礼)

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