阪神ドラ3・山田 将来の背番号「6」継承熱望 「金本さんの背番号。いつかつけられる時があれば」

2023年11月24日 05:15

野球

阪神ドラ3・山田 将来の背番号「6」継承熱望 「金本さんの背番号。いつかつけられる時があれば」
仮契約を終え、ポーズを決める仙台育英・山田脩也 Photo By スポニチ
 阪神からドラフト3位指名された仙台育英・山田脩也内野手(18)が23日、宮城県仙台市内のホテルで契約金5000万円、年俸600万円で仮契約を結び、将来の背番号「6」の継承を熱望した。
 「いまは準永久欠番になっていると思うけど、金本さんの背番号。自分も6をずっとつけているので好き。いつかつけられる時があればつけたい」

 18年限りで金本知憲氏が監督を退任して以降は空き番。同氏が12年に現役を退いた際も16年の監督就任までつけた選手はいなかった。山田はU12日本代表に選出された際に初めて6番を背負い、高校でも1年夏からつけた。「ずっと6にこだわってやっていました」と自由に選択できるセカンドユニホームでも真っ先に選ぶほど愛着がある。

 偉大な先人についても「骨折しながら打った時がスゴく印象的」と勇姿を知る。金本氏が巨人戦で左手首を骨折しながら右手だけで2安打した04年は誕生の1年前。動画で目の当たりにし、鉄人と称された肉体を夢見て、いまは体重3キロ増を目標に下半身中心の筋力トレに励んでいる。「体をつくって、できるだけ早く1軍で活躍できるように頑張りたい」。遊撃手として昨夏は優勝、今夏は準優勝に輝いた“甲子園の申し子”にふさわしい大志を抱いた。(石崎 祥平)

《山田 脩也 やまだ・しゅうや》
 ☆生まれ&サイズ 2005年(平17)8月20日生まれ、宮城県仙台市出身の18歳。1メートル77、71キロ。右投げ右打ち。

 ☆球歴 5歳で仙台スワローズで野球を始め、小学校で仙台広瀬リトル、中学校で仙台東部シニア所属。仙台育英では1年春からレギュラー。2年夏に甲子園優勝、3年夏に同準優勝。高校通算18本塁打。

 ☆好きな言葉 「優れるな、異なれ」。動画サイト「YouTube」でお笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の中田敦彦が他人との比較論を展開する際に発言。「いい言葉だな、と」

 ☆趣味 音楽鑑賞、アニメ視聴。「呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)とか、ONE PIECEを見ます」

 ☆好きな食べ物 いちご。

 ☆家族構成 両親、6歳上の兄1人、4歳上と3歳上の姉2人。感謝の気持ちを込め、両親へ旅行のプレゼントを企画中。「活躍して稼いで頑張りたい」

 ☆目標の選手 ヤクルト・山田。「走攻守で本当にバランスが取れた選手だからトリプルスリーも獲れると思う」

 ▽阪神の背番号6 過去13人がつけ、初代は「闘将」の異名を取った景浦将(36~39、43年)。その後も投手、野手で活躍した田宮謙次郎(50、51年)、通算320勝投手の小山正明(54~56年)らが系譜をつなぎ、66~84年の19年間は通算2064安打の藤田平。85~01年の17年間は元監督で現2軍監督の和田豊が背負った。金本知憲は選手時代の03~12年と監督での16~18年の計13年で、歴代では藤田、和田に次ぐ3番目の長さ。

おすすめテーマ

2023年11月24日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム