阪神の24年スローガン 佐藤輝が広めた「アレンパ」は岡田監督が却下 「ゴーズ・おーん」で親しみ!?

2023年12月13日 05:15

野球

阪神の24年スローガン 佐藤輝が広めた「アレンパ」は岡田監督が却下 「ゴーズ・おーん」で親しみ!?
来季のスローガンを発表する岡田監督(撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 阪神は12日、2024年のチームスローガンを発表した。「A.R.E.GOES ON(エー・アール・イー・ゴーズ・オン)」に決定。18年ぶりセ・リーグ制覇と38年ぶり日本一に輝いた今季のスローガン「A.R.E.」に加えて「歩みを止めない」、「挑み続ける」という思いを込めた「GOES ON」を付け加えた。文言を変える必要がないという岡田彰布監督(66)の鉄壁の自信とともに、球団史上初の連覇を狙う。
 王者に劇的な変化はいらない。そんな岡田監督の哲学が24年のチームスローガンに色濃く反映された。昨季の「A.R.E.」に、「歩みを止めない」などの思いが込められた「GOES ON」が新たに加えられた。13日に出発予定のハワイへの優勝旅行を前に、チーム理念と戦術の、さらなる浸透と進化を願った。

 「別に変える必要ないからな。今年勝ったんやから、別に変わったことをやる必要ないし、継続という意味で付けた感じよ。気持ちは一緒ということ」

 「アレ(A.R.E.)」に代わる言葉ができるのか――。虎党の関心をよそに、指揮官のスタンスは首尾一貫していた。23年の新語・流行語の年間大賞に選ばれたほど世間に浸透した「アレ」に、多少のアレンジを加えるだけだと言い続けてきた。

 佐藤輝が広めた「アレンパ(アレ+連覇)」を高評価しながらも、「アレンパはキャッチフレーズとしてはちょっとおかしいよな。来年勝ったら(アレンパの次は)どないするや?」と不採用。球団営業部の阪本三千男次長が「バモスのようなノリで、みんなが口々に言うのはいいですけど」と語ったように、「アレンパ」はチームと虎党の共通の合言葉として残りそうだ。

 「Aim=目標に向かう」、「Respect=尊敬」、「Empower=個々が力をつける」の理念に加え、投手中心の守りの野球、四球重視でチャンスを多くつくる戦術を来季も継続する。

 「今のタイガースはこれでずっといくという、続けていくというな、それが正しいと思うけどな」

 球団初の連覇への自信は揺るぎない。勝ち続けた先に見えるのは、「アレ」のような言葉の浸透。「ON」は、岡田監督の口癖の一つ「おーん」と重なる。「ゴーズ・おーん」として、ファンの間で親しまれそうだ。(倉世古 洋平)

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