西武・隅田 ドロップカーブ磨き奪三振だ!スポーツトレーナー鴻江氏の合宿に参加

2024年01月20日 05:30

野球

西武・隅田 ドロップカーブ磨き奪三振だ!スポーツトレーナー鴻江氏の合宿に参加
モニターでフォームを確認する隅田(左)と鴻江氏 Photo By スポニチ
 西武・隅田知一郎投手(24)が福岡県久留米市内で19日、スポーツトレーナーの鴻江寿治(こうのえ・ひさお)氏が運営する「鴻江スポーツアカデミー」主催の合宿に参加。持ち味の縦に割れるドロップカーブを磨いて奪三振のタイトル奪取を誓った。
 「もう1個、決め球になる球を増やしたい」。鴻江氏の理論によると、隅田は体形が猫背型の「うで体」タイプ。改良成功のヒントは右腰の粘りにあるという。習得には投球時に右腰に乗った体重を一気に解放するタイミングが重要。極限まで開きを抑制するため、リリースまで右目で捕手を見る動作を何度も反復した。「右腰に粘りが出て、腕が振られる感覚。腕が少しでも遅れたら打者の手元でグッといく感じが手に入る」。カーブのスピン量が増すだけでなく、リリースが見えにくいソフトバンク・和田のフォームにも近づく。

 昨年から同氏に指導を受け、腕から動かすフォームに挑戦して昨季は9勝をマーク。奪った128個の三振のうち、結果球はチェンジアップとフォークで計79個。カーブは19個と少なかった。

 目指すは球団OBでもある工藤公康氏の軌道で「カーブは特種球。ワンバウンドを振ってもらったりできる。よりブレーキが効いたカーブ投げたい」と意気込む。直球とカーブを軸に通算224勝、ダイエー時代の99年は196奪三振で歴代7位の2859奪三振。工藤氏の背中を追い、真価が問われる3年目に向かう。(福井 亮太)

おすすめテーマ

2024年01月20日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム