広島・斉藤が「食トレ」で増量計画 2年目の飛躍へ体も技術も“大瀬良塾”に学ぶ

2024年01月20日 05:45

野球

広島・斉藤が「食トレ」で増量計画 2年目の飛躍へ体も技術も“大瀬良塾”に学ぶ
大瀬良と自主トレを行う広島・斉藤 Photo By スポニチ
 広島・斉藤優汰投手(19)が19日、マツダスタジアムで大瀬良大地投手(32)らとともに自主トレを行い、スケールアップを目指して、「食トレ」に励んでいると明かした。22年ドラフト1位の右腕はグラウンドを離れても、大瀬良からは食事面のアドバイスをもらうなど、体づくりに余念がない。昨季91キロから6~7キロ増が目標。1軍デビューを果たし、2年目の飛躍を遂げる。
 食べるのも練習の一環――。斉藤は、悪戦苦闘しながらも、増量に励んでいる。

 「1軍で活躍するために体は大事になってくる。体重は増やしたいので、もっとご飯を食べて頑張りたい。今は95キロぐらいですけど、97~、98キロぐらいで動けたら一番いいかなと思う」

 1年目の昨季は1軍登板がなかった。今季は1軍での活躍を思い描き、スケールアップの計画を進めている。オフは大瀬良に自主トレ参加を志願し、大道、小林らとともに合同自主トレに励む。“大瀬良塾”はグラウンドだけにとどまらず、食事の席にも。数日前には「チーム大瀬良」で焼き肉を食べに行き、先輩の大食漢ぶりに驚かされたという。

 「大地(大瀬良)さんは凄い。お酒を飲むのに、ご飯もしっかり食べるので。自分も負けないように食べないといけないと思った」

 その席では、大瀬良の登板前の食事や、サプリメントの話などに耳を傾けた。「大地さんに話を聞いて、もっと(栄養学を)学ばないといけないなと思った」と栄養摂取とパフォーマンスとの関係性を痛感した。

 簡単な道のりではない。大瀬良との焼き肉会食後、体重を計測すると100キロと表示。1食で4~5キロもの増量があったというが、翌朝に再び測ると4キロほど減っていた。「代謝がいい分、増減も大きい」。増量計画の成功のためにも、1日3食とは別に間食を取るなど努力を重ねる。

 もちろん、「食トレ」だけでなく、技術面でも助言を受けてレベルアップを期す。「大地さんから、下半身の力を(使え)、と言われている。(上半身と下半身の)連動性を持って投げるようにと。教えてもらっていることは、ちょっとずつできている感じがある」と手応えもある。

 この日はマツダスタジアムのブルペンで約50球の投球練習。“師匠”からは「全体的にいいよ」と合格点をもらった。変化球の精度向上にも努めており、「スピードが速いスライダーと遅いスライダーで2種類、使い分けができたら」。体を大きくしながら、投手として一回りも二回りもビッグに成長する。(長谷川 凡記)

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