ソフトB・山川 移籍1号“初どすこい”!小久保監督“初陣”飾った「勝つために本塁打、打点挙げる」

2024年02月25日 06:00

野球

ソフトB・山川 移籍1号“初どすこい”!小久保監督“初陣”飾った「勝つために本塁打、打点挙げる」
<ソ・楽天モ>3回、2ランを放った山川は柳田(左)と一緒にどすこいポーズ(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 ソフトバンクの山川穂高内野手(32)が24日、今季初の対外試合だった台湾・楽天戦に「4番・一塁」で出場し、同点の3回に勝ち越し2ランを放った。西武時代からおなじみの本塁打後のパフォーマンス「どすこいポーズ」も初披露。2安打2打点としっかり結果を出した。山川の加入で破壊力が増した打線は15安打11得点と機能。小久保ホークスの“初陣”を大勝で飾った。 
 文句なしの大飛球は、打った瞬間にそれだと分かった。打球が左翼ポール際に飛び込むと「うおー!」と球場に割れんばかりの歓声が上がった。4番に入った山川が初の対外試合で見事に一発回答してみせた。

 「最初ゲッツー打っちゃったんで取り返したいなと思いつつ。甘い球が来たらしっかり打とうと意識して。ホームランと分かった瞬間はうれしかったですね」

 3回、3番・柳田の2点二塁打で3-3と同点に追い付き、なおも無死二塁。真ん中に入った初球のスライダーを強振した。拍手を浴びながらダイヤモンドを一周し、ベンチに戻ると小久保監督とハイタッチ。さらに西武時代からのおなじみの本塁打パフォーマンスも初披露した。

 「どすこーい!」

 柳田と“初競演”も実現し、山川は「ギータさんが“どすこい見たい、見たい”と叫んできたので一緒にしました」。4回に一塁の守備に就くと拍手が鳴りやまず、帽子を取ってお辞儀した。「ホークスの山川」として完全に認められた光景だった。

 紅白戦に続き、初の対外試合でも4番を任された。「そりゃ、うれしかったです」と居心地が良かった。初回1死一、二塁での第1打席は三ゴロ併殺に倒れた。だが、3回の勝ち越し2ランで名誉挽回し、4点リードの5回には先頭でまたも初球を左前打。実戦3試合目でマルチ安打2度と好調だ。

 ただ、小久保監督は一喜一憂しない。「本人にしてみたら一発で試合に勝てたからうれしいでしょうね」。打つのが当然と言わんばかりだった。試合後、山川本人もいつも通りだった。「室内で振り込んでから一日終了なので」としっかり打撃の確認を行った。

 この試合のMVPに輝き、宮崎の鶏ギョーザ365日分と宮崎うなぎを贈られた。山川は「僕は一年でじゃなく一気に食べます」と豪快に話し、「勝つために本塁打、打点を挙げたい」と改めて新天地での活躍を期していた。(井上 満夫)

 ≪主砲・柳田が“どすこいコラボ”≫3回の打席で左中間フェンス直撃の同点に追い付く2点二塁打。直後を打つ山川の特大弾でホームに還ると、ベンチ前で一緒にポーズを決めた。「フィーリングで合いました。えぐかったです。本塁打は一撃で試合の流れが変わる。頼りになると思います」と称えた。

○…ソフトバンクは打線が活発で15安打11得点と大勝した。昨シーズンの2桁得点は5月17日の楽天戦で10得点、5月30日の中日戦で13得点、8月5日の日本ハム戦で11得点、8月10日の楽天戦で11得点、9月25日のロッテ戦の10得点の5試合だった。山川が2安打2打点、ウォーカーが1安打2打点と新加入組がいずれも打点をマーク。新打線が幸先いいスタートを切った。

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