大谷翔平、謎のマシン投入!? 半分の距離、練習場に響き渡る軽すぎる打球音…実戦出場へ着実調整

2024年02月25日 09:19

野球

大谷翔平、謎のマシン投入!? 半分の距離、練習場に響き渡る軽すぎる打球音…実戦出場へ着実調整
打撃練習用の器具を設置する大谷 (撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 ドジャースの大谷翔平投手(29)が24日(日本時間25日)、アリゾナ州グレンデールのキャンプ施設で、実戦出場に向けての入念な準備を行った。約30分間の打撃練習に加え、約40分間のダッシュメニューなどで調整。この日の古巣・エンゼルスとオープン戦を行うチームには同行せず、じっくりと練習を積んだ。
 10年総額7億ドル(決定時約1015億円)の男が、謎の秘密兵器を投入した。打撃練習場に向かう大谷の手には見慣れない小型マシンが握られていた。その“マシン”をマウンドと本塁間のおよそ半分の距離に設置。上部の赤い筒に水原一平通訳がボールを投入すると、球は打者・大谷に向かって勢いよくはじき出された。

 簡易的な打撃マシンのような形状だが、何かがおかしい…。人並外れたパワーを持つ大谷にしては、打球音が軽い。飛び方からも分かるように、ボールは明らかに通常より軽く柔らかいものを使用。大谷は30分にわたって“マシン”と対峙し、肘をたたんで内角球をさばく動作も入れた。

 “マシン”は「Power Alley 360 Baseball Machine」と見られ、ネット通販大手のAmazonでも出品されている。米国内での値段は200ドル(約3万円)程度。商品紹介には「ピッチングヘッドを回転させるだけで、速球、スライダー、カーブを投げることができる」とある。

 さらにヘッドの角度を変えることで野手のフィールディング練習などにも使えるとされる“優れもの”だ。ただし、本物の野球ボールの使用は推奨されておらず、使用した場合、メーカー保証が無効になる場合がある。純正球を使用していた場合、重さは通常の球のおよそ半分の重さとされている。

 特殊な打撃練習を行った後は、サブグラウンドで約40分間のダッシュメニュー。ストレングス&コンディショニングコーチ補佐のトラビス・スミス氏とともに「デジタルブラジャー」「1080SPRINT」と最新機器を投入し、ダッシュなどのランメニューを反復。ダッシュの合間には鏡に向かい、打撃フォームを確認するシーンもあった。

 オープン戦は27日(同28日)の本拠地・ホワイトソックス戦で初めて出場することが濃厚。開幕までの目安を、ライブBPなどを含めての「50打席」としている大谷。実戦感覚に加え、様々な工夫を取り入れて、開幕に向けて着実に状態を上げていく。

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