タイガース・前田健太 3本塁打喫し3回1/3で6失点 チームは延長戦で勝利

2024年03月31日 06:20

野球

タイガース・前田健太 3本塁打喫し3回1/3で6失点 チームは延長戦で勝利
3回、ロベルトに勝ち越しの2ランを許し、肩を落とすタイガースの前田健太(AP) Photo By AP
 【ア・リーグ   タイガース7―6ホワイトソックス ( 2024年3月30日    シカゴ )】 タイガースの前田健太投手(35)が30日(日本時間31日)、敵地シカゴでのホワイトソックス戦に今季初登板初先発。3本の本塁打を浴びるなど3回1/3を7安打6失点と乱れ、降板した。
 試合は7回同点に追いついたタイガースが延長10回に1点を入れて7―6で勝利。28日(同29日)に続いて1点差勝ちとなり連勝、前田に勝敗は付かなかった。

 3点のリードをもらって初回のマウンドに上がった前田はだったが、先頭のベニンテンディに右前打を許すと、1死一塁から3番・ロベルトに10球粘られ、最後は90マイル(約144・8キロ)直球を左翼席中段へと運ばれた。昨年、ア・リーグ3位の38本塁打を記録した大砲を封じることはできなかった。

 3―2の2回1死からシューメイクに同点弾を被弾。さらに3―3の3回1死三塁からはロベルトに2打席連続の本塁打を許し、2点を勝ち越された。ガックリ肩を落とし、両手を膝について打球の行方を見守った。直球の最速は90・6マイル(約145・8キロ)。スプリット、スライダーなど変化球の制球がつかず、苦しみ続けた。初回にもらった味方の援護を生かすことができず、4回途中でマウンドを降りた。

 オープン戦最終登板となった今月23日(同24日)のブルージェイズ戦では球威、制球をともに欠き、3回2/3を10安打6失点。試合後には「ボール自体は悪くない。シーズンに入れば気持ちや力の入れ方も変わる」と話していたが、短期間での修正はかなわなかった。

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