中央学院・青木「感性」生きたヘッスラ生還「最後は自分の感覚で、思ったままに」

2024年03月31日 05:00

野球

中央学院・青木「感性」生きたヘッスラ生還「最後は自分の感覚で、思ったままに」
<報徳学園・中央学院>8回、水嶋の左前打で生還する中央学院・青木(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【第96回選抜高校野球大会第10日準決勝   中央学院2―4報徳学園 ( 2024年3月30日    甲子園 )】 【光る君のプレー】視線の先で捕手がわずかにバックネット方向に動く。三塁を回った中央学院・青木勝吾(3年)は、体をフェアゾーン方向に向けてヘッドスライディング。瞬時の判断。捕手のタッチをかいくぐって、右手の先で2点目のホームを陥れた。
 「捕手が動いて外側にボール(返球)が来たなと。セーフになったのでよかった」。1―4の8回2死二塁。二塁走者だった青木は、3番・水嶋悠(3年)の左前打で迷わず本塁を突いた。だが、真っすぐにスライディングしていたら、アウトのタイミング。走りながら捕手の動きを見極めて、タッチが遠くなる方向に切り替えたことで間一髪、セーフになった。「最後は自分の感覚で、思ったままにスライディングした」。普段から走塁練習は徹底しているが、本塁へのヘッドスライディングの練習はほとんどない。鋭い感性が生んだ1点。夏へつながる好走塁だった。(秋村 誠人)

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