米紙 大谷翔平の「ロケット」二塁打3本に「次々に球を破壊した」MLB公式サイトは大谷二塁打特集

2024年04月25日 12:32

野球

米紙 大谷翔平の「ロケット」二塁打3本に「次々に球を破壊した」MLB公式サイトは大谷二塁打特集
<ナショナルズ・ドジャース>9回、適時二塁打を放つドジャース・大谷(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【ナ・リーグ   ドジャース11―2ナショナルズ ( 2024年4月24日    ワシントン )】 ドジャースの大谷翔平投手(29)が24日(日本時間25日)、敵地でのナショナルズ戦に「2番・DH」で先発出場。第1打席に右中間を破る二塁打を放ち、今季最長を更新する9試合連続安打とした。連続試合出塁は22に伸ばした。第5、6打席もメジャートップを更新する今季14本目の二塁打を放ち、5試合ぶりの1試合3安打をマーク。今季最長の3試合連続打点とし、チームも11―2の勝利で3連勝。メジャートップの打率も.371とし、大谷のバットが波に乗ってきた。
 デーブ・ロバーツ監督は試合後、記者から「MLBは大谷用にハードヒットボールの定義を見直すべきではないか」と冗談交じりに聞かれ「彼は比類なき存在だ。試合前にも話したが、平均打球速度は誰も真似ができない。彼のバットから放たれたボールは動きが違う」と絶賛。大谷はあと1本で自身が持つドジャースの日本生まれ選手の最多本塁打(7本)に並ぶだけに、「打球が空を飛んでいる間は息を飲んだか」と再び冗談交じりに聞かれると「入るなと願ったと彼に伝えたよ(笑い)。(私の記録は)まだ生き残った」といたずらっぽく笑った。

 全国紙USAトゥデーも「水曜の夜、彼はナショナルズ戦で次々にボールを破壊した」と3本の二塁打の打球速度とともに驚きを持って伝えた。打球速度はそれぞれ115.6マイル(約186.0キロ)、105.7マイル(約170.1キロ)、101.9マイル(約163.9キロ)だった。

 また、大リーグ公式サイトは公式Xで大谷の今季の14二塁打をまとめた動画を投稿。「大谷翔平のリーグトップ14二塁打を見てみましょう」とつづった。

 初回の第1打席は1死走者なしの場面。ナショナルズの先発右腕ジェーク・アービンの真ん中高め、97マイル(約156.1キロ)直球を完璧に捉えると、115.6マイル(約186.0キロ)の痛烈な打球があっという間に右中間を破り、悠々と二塁へ到達した。現地実況が前日の118・7マイル(約191キロ)弾にかけ「アナザー・ロケット」と表現するほどの痛烈な一打で、メジャートップの二塁打は今季12本目となった。そして、4番のウィル・スミスが中前適時打を放ち、先制点をおぜん立てした。

 第2~4打席まで3打席凡退して迎えた、7―2の8回の第5打席は得点圏で回ってきた。ベッツが二塁打で出塁すると、大谷の初球が暴投となり、ベッツは三塁へ進塁。その後2球連続ファウルとした後、4球目の外角94マイル(約151.2キロ)を引っ張り込むと、105.7マイル(約170.1キロ)と痛烈な打球で右中間を破り、チームに貴重な追加点をもたらした。二塁到達後は小刻みにかわいく「ヒップロック」ポーズを披露して笑顔も見せた。

 9回2死一、三塁で迎えた第6打席。ここでは外角の直球を捉えると、101.9マイル(約163.9キロ)の打球は左中間フェンスを直撃。386フィート(約117.6メートル)飛ばしながら惜しくも7号とはならなかったが、2打席連続適時二塁打で打線をけん引した。この一打で課題だった得点圏打率も浮上。この日第5、6打席でいずれも適時二塁打を放ったことで25打数5安打となり、得点圏打率も.200となった。

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