ソフトバンク・山川“小鶴超え”170打点ペース!! 量産予告「回ってきたら仕事する」

2024年04月25日 05:00

野球

ソフトバンク・山川“小鶴超え”170打点ペース!! 量産予告「回ってきたら仕事する」
<ロ・ソ>4回2死ニ、三塁からソフトバンク・山川の2点タイムリー撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ソフトバンク10ー1ロッテ ( 2024年4月24日    ZOZOマリン )】 ZOZOマリンは断続的に雨が降り、いつ試合が中断しても不思議ではなかった。是が非でもほしい先制点。0―0の3回無死満塁で、ソフトバンクの“満塁男”山川が最低限の仕事を果たした。
 「本当は初回(得点圏)に打ちたかったけどその後、打点を挙げられた。しっかり振っていこうという中での犠牲フライだった」

 ロッテ左腕・高野脩の甘く浮いたフォークを左翼へ高々と飛ばし、これが決勝の犠飛。初回1死一、二塁で空振り三振に倒れたボールだったが、同じ失敗はしなかった。4月13日の西武戦(ベルーナドーム)では史上2人目の2打席連続満塁本塁打を放つなど今季、満塁では4打数2安打の打率5割、打点はこれで2桁の10点目だ。

 2点を追加し、4点差とした4回2死二、三塁では2番手の二保から左前へ2点適時打。これが通算600打点の節目のタイムリーとなった。山川は「言われるまで分からなかった」と言い、打点について「不思議なもので打っていないほうが頭に残っています。もっとチャンスで打てたらなとか…」と言った。成功の数以上に失敗がある。それを積み重ね、ここまで来た。

 開幕21試合目で25打点は、小鶴誠(松竹)のプロ野球記録161打点を上回るシーズン170打点ペースだ。「本当に前の打者が出てくれる。明日も回ってきたら仕事をしたい。欲を言えば(外野の)頭を越える打球を打てたらと思います」。鷹の4番はさらなる量産を予告していた。

 ○…山川(ソ)はこの日の3打点で今季の打点を25とし、打点部門で両リーグトップを独走中。最終的にはシーズン170打点まで届く計算になり、50年小鶴誠(松竹)が持つ個人最多打点の161を更新しそうな勢いだ。なお、パ最多記録は85年落合博満(ロ)の146打点、球団記録は63年野村克也(当時南海)の135打点となっている。

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