長野久義が通算1500安打　球団最年長、全体でも年長3位記録の39歳6カ月で達成　史上138人目

2024年06月25日 20:23

野球

長野久義が通算1500安打　球団最年長、全体でも年長3位記録の39歳6カ月で達成　史上138人目 — ＜D・巨（9）＞9回、1500安打を達成した長野（撮影・藤山　由理） Photo By スポニチ

【セ・リーグ巨人―DeNA （ 2024年6月25日ハードオフ新潟）】巨人の長野久義外野手（39）が25日のDeNA戦（ハードオフ新潟）で史上138人目の通算1500安打を達成した。

　2―1で迎えた9回だった。1死二塁の場面で山崎伊の代打に登場。相手4番手左腕・坂本から中前打を放ち、貴重な追加点を叩き出した。大城卓から記念のボードを受け取ると、微笑みを浮かべながら控えめに喜んだ。

　1984年12月生まれの長野は現在39歳6カ月。高橋由伸の36歳3カ月を大幅に上回る球団最年長での達成で、NPB全体でも山崎武司（楽天）の40歳8カ月、緒方孝市（広島）の40歳5カ月に次ぐ3番目の年長記録となっている。

　長野は2009年ドラフト1位指名で巨人入り。プロ1年目の2010年3月26日に行われたヤクルトとの開幕戦（東京D）で9回から左翼守備に就き、プロ初出場。翌27日の同戦で李恵践から中前打を放ち、プロ通算2打席目で初安打をマークした。

　2016年8月14日のヤクルト戦（神宮）で284人目の通算1000安打を達成。広島時代の2020年10月31日に行われた中日戦（ナゴヤD）では史上176人目の通算150本塁打をマークしている。

　今季がプロ15年目。これまで満塁本塁打4本、代打本塁打7本、初回先頭打者本塁打12本など数々の印象的な本塁打も放っている。

　21日のヤクルト戦（東京D）では0―4で迎えた9回、2死一、二塁の場面で代打に登場。相手3番手右腕・石山が投じた初球、低めにきた149キロ直球を左中間への2点適時二塁打として零敗を阻止。5月26日阪神戦（甲子園）以来、出場5戦14打席ぶり安打で通算1500安打に「あと1」としていた。

　▼阿部監督　節目、ちょっと遅いかなと思って（笑い）。1500本ってね、素晴らしい記録なんで1本でもまたチームのために打ってほしいなと思います。