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【高校野球】「単独廃校ルール」利用の金ケ崎は2回戦敗退 スタンドでは千葉監督息子の花巻東・彪も声援

2024年07月17日 16:33

野球

【高校野球】「単独廃校ルール」利用の金ケ崎は2回戦敗退 スタンドでは千葉監督息子の花巻東・彪も声援
<金ケ崎・盛岡三>ともに戦い抜いた金ケ崎と花巻東の選手(撮影・村井 樹) Photo By スポニチ
 【第106回全国高校野球 岩手大会2回戦   盛岡三7―1金ケ崎 ( 2024年7月17日    花巻 )】 部員が5人の金ケ崎は今夏、近隣校の部員から選手を借りる「単独廃校ルール」を利用して出場。加わった5人が強豪・花巻東の1、2年5人だ。
 2回戦で姿を消すこととなったが、学校から徒歩数分の場所にある花巻球場で行われたこの日は、花巻東の野球部員の多くが応援に参加。その中で、特別な思いを持って声をからしている選手がいた。「父の采配を振るう姿を見るのは久しぶり。なんかいいですね」目を輝かせたのが金ケ崎の千葉和馬監督を父に持つ花巻東の彪(たけし)外野手(3年)だ。ベンチ入り予定だった今春の東北大会前に左手甲を骨折し、最後の夏もメンバー入りとはならなかった。だが、運命的な導きで本来はライバルでもある父が指揮を執るチームに声援を送ることとなり「最後の年にこういう形で応援できるのは凄いことですよね」と思いをはせた。

 千葉は大学でも野球を続ける予定で、将来は父のように教員になることが夢だ。大会が始まれば敵同士で連絡を取り合うことはなかったが、開幕前には「どんな立場でも最後までやり抜け」とのエールをもらっていた。「今年もみんなで甲子園に行きたいです」。次は花巻東のスタンドから、連覇を目指す仲間を後押しする。(村井 樹)

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