広島、逃げ切り連敗脱出!九里の熱投に必死の継投…新井監督「各自が素晴らしい投球だった」

2024年09月08日 05:00

野球

広島、逃げ切り連敗脱出!九里の熱投に必死の継投…新井監督「各自が素晴らしい投球だった」
<広・中>勝利を笑顔で喜ぶ新井監督(中央)(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   広島2-1中日 ( 2024年9月7日    マツダ )】 1点差で4連敗から脱出した広島・新井監督は「一喜一憂している暇はない」と強調しつつ、安堵(あんど)の笑みを浮かべた。先発陣が序盤から失点する悪循環を九里が断ち、「俺が絶対に連敗を止めてやるんだと、そんな気持ちの入った素晴らしい投球だった」と絶賛した。
 九里は1球ごとに雄たけびを上げて力投。「先に点を与えないように…と思いながら投げた。早い回で降りる試合が続いていたので、しっかりとした投球ができるように、と」。4回1死まで無安打に抑え、1点差に迫られた7回に救援を仰いでも7勝目を挙げた。

 必死の継投も決まった。7回2死一、二塁で投入したハーンは四球で満塁にした後、代打・石川昂を三ゴロに退けた。2―1の8回は島内が1死二塁を粘投。9回は栗林が新人だった21年の自己最多に並ぶ37セーブ目で締めた。

 「うれしい気持ちはありますけど、そこを目標にしてるわけではない。何点差でもいいのでチームが勝てればと思って、これからもやりたい」

 再びリーグ単独トップに浮上し、08年永川勝浩(現投手コーチ)の球団記録にも王手をかけた。

 リードして終盤に持ち込めば、リーグNo・1の救援防御率1・94を誇るブルペンで勝ち切れる。新井監督は「僅差でしびれる展開。今日も信頼して送り出したし、各自が素晴らしい投球だった」とうなずき、「今日はいい日になったので、明日もいい日にしたい」と前を向いた。 (長谷川 凡記)

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