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DeNA 6回に山崎が投手の福谷に決勝打を許す 初球のツーシーム 両チームの思惑が交錯

2024年09月14日 19:58

野球

DeNA 6回に山崎が投手の福谷に決勝打を許す 初球のツーシーム 両チームの思惑が交錯
<D・中>DeNA3番手の山崎(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   DeNA2ー4中日 ( 2024年9月14日    横浜 )】 DeNAは手痛い逆転負けを喫し、3位・広島とのゲーム差を縮められなかった。
 決勝点を奪われたのは2―2の6回。1死一、二塁で3番手・山崎が投手の福谷に初球のツーシームを打たれ、左翼線への2点二塁打を許した。

 この場面。送りバントの可能性もあったが、捕手の山本は「(福谷が)バッティングがいいのは知っていたし、警戒はしていた。(バントの)構えもなかったですし」。ツーシームを選択したのも「初球を振ってくると思っての、空振りを狙ったツーシームだった。(強攻策、バントの)どっちが来てもいいように、勝負を仕掛ける意味でその選択をした」と振り返った。

 様々な状況を想定した上での配球だったが、ストライクゾーン低めへのツーシームは福谷のバットに引っかかった。打球も三塁線のラインギリギリ、絶妙なところを抜けていった。

 「常にいろいろな状況を判断しながらやっている。そういう意味ではツーシームの判断は間違っていなかった」と山崎。

 この場面、福谷が打席に入る直前に三塁の大西外野守備走塁コーチが福谷に声をかけた。右腕は「バントかなと思った」というが、かけられた言葉は「初球から思い切っていけ」。これで福谷は腹を決めたという。両チームの思惑が交錯した。

 決勝打に至る過程で、響いたのは先頭の石川昂に与えたストレートの四球だろう。ここからピンチが広がっただけに、山崎は「途中からいくピッチャーは、四球は致命傷になる。僕自身が一番悔しい」と唇をかんだ。
 

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