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巨人・大城卓三 拙守続きで菅野が激怒 阿部監督は打席内容指摘「使いたくなくなっちゃう」

2024年09月15日 22:24

野球

巨人・大城卓三 拙守続きで菅野が激怒 阿部監督は打席内容指摘「使いたくなくなっちゃう」
<巨・中>5回、福永の内野安打は一塁・大城卓が捕れるのでは、と怒る菅野(右)。捕手・小林になだめられる(撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人6―3中日 ( 2024年9月15日    東京D )】 巨人の大城卓三捕手(31)が15日の中日戦(東京D)で「5番・一塁」に入って先発出場。本職ではない一塁守備で拙守が続き、7回からベンチに下がった。
 この日は「2番・三塁」に入って結果を残していた坂本が体調不良のためベンチ外。岡本和が一塁から三塁へ回り、捕手登録の大城卓が4日のヤクルト戦(京セラD)以来9試合ぶりの一塁守備に就いた。

 だが、3―1で迎えた5回の守備だった。先頭・板山が一、二塁間に放った打球を大城卓が捕れず、深い位置で二塁手の吉川が処理して一塁へ送球するも大城卓が捕球し損ねてセーフ(記録は内野安打)。

 さらにこの回、2死一塁の場面で福永を打ち取った打球が二塁内野安打となりピンチが広がると、菅野は大城卓を指差しながら“なんでお前が捕らないんだ”と言いたげな怒りの表情を浮かべて厳しく指摘した。福永の打球は通常であれば一ゴロ。吉川が処理した時点で厳しかった。

 結局、このピンチに菅野は細川を空振り三振に仕留めて無失点。菅野も捕手の小林もそろってガッツポーズをして喜んだ。

 菅野は6回に1点差とされ、なおも2死一、三塁としたところで降板した。だが、その前の1死二、三塁で板山が放った一ゴロを処理した大城卓のバックホームは三塁側に逸れる高投となった。小林がジャンプして捕球し、判定はタッチアウト。中日のリクエストによるリプレー検証でも判定は覆らなかったが、ひやひやシーンの連続となった。

 試合後、阿部慎之助監督(45)は、6回に自らマウンドに向かい、菅野に降板を告げた場面について聞かれると「いや、大城をね、ファーストで使ったのは僕のせいなんで。申し訳ないって言って。それだけです、はい」と大城卓の拙守を謝罪したとまずは自ら明かした。

 そして、その後も中4日登板で試合をつくった菅野について聞かれると「そうね、あの大城のミスとかも帳消しにしたりね。凄い頑張ってくれたなと思います」と感謝。

 そして、大城卓については「まあ、あのミスはもうしょうがないんだけど。やっちゃったもんはね」と冷静に話しつつ、「その後の打席。1回も振らずに帰ってくる、あの精神力の弱さが露呈しちゃったよね。自分で打って返すぞって、1、2、3でね、3球振ってくるほうがまだいいですよね。見ててね。そこはちょっと苦言を呈したいなと思うね。あんな打席があったら使いたくなくなっちゃうよね。いくら打つ打つって言ったって、2割5分の、2割6分の3本だからね、ホームランね。考えるわ、明日。以上」と6回の第3打席で一度もバットを振らず見逃し三振した大城卓について最後まで厳しく指摘していた。

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