×

吉田正尚 2安打3打点&2年連続100安打&1000試合出場「何かコトを起こそうと…それが結果に」

2024年09月15日 04:58

野球

吉田正尚 2安打3打点&2年連続100安打&1000試合出場「何かコトを起こそうと…それが結果に」
アブレイユの右前打で二塁から生還したレッドソックス・吉田正尚 Photo By AP
 【ア・リーグ   レッドソックス7ー1ヤンキース ( 2024年9月14日    ニューヨーク )】 レッドソックスの吉田正尚外野手(31)は14日(日本時間15日)、敵地でのヤンキース戦に「4番・DH」で先発出場。反撃の口火を切る同点二塁打と2点適時打を放つなど、4打数2安打3打点でチームの7―1勝利に貢献した。
 試合後、ヒーローインタビューを受けた吉田は「今の打順的にランナーがいる可能性が高いので、何かコトを起こそうと…それがたまたまいい結果につながったと思います」と“4番”の仕事を果たした試合を満足そうに振り返った。

 1点を追う4回、1死無走者からディバースが申告敬遠で歩き、続くオニールも四球を選んで1死一、二塁の好機を築いた。ここで吉田はカウント0―1からヤ軍先発・コールの88・9マイル(約143キロ)スライダーを逆方向に振り抜いた。打球は左翼線で弾んでスタンドに飛び込む同点の適時エンタイトル二塁打に。チーム初安打が同点打となり、吉田も二塁ベース上で笑みを浮かべた。そして、続くアブレイユも勝ち越しの右前2点適時打で続き、吉田は二塁から3点目のホームに滑り込んだ。

 これには吉田も「過去の対戦を見ても、相性とかを見ても(ディバースへの申告敬遠は)作戦だったと思いますけど、それを上回れた…結果で返せたので、チームも勢いづいたと思います」と、してやったりの表情だった。

 5回にはディバースの2点適時打で4点差とした後の1死満塁で、今度はカウント0―2からヤ軍の2番手・メイザの84・9マイル(約136・6キロ)ナックルカーブを強振。やや鈍い当たりながらゴロで中前へ抜ける2点適時打となり、ヤ軍・コールをマウンドから引きずり下ろした。これで吉田は2年連続のシーズン100安打を記録。また、1試合で3打点を挙げるのは8月16日のオリオールズ戦以来で、今季6度目となった。

なお、2回の第1打席は中飛、8回の第4打席は一ゴロだった。

 前日の第3打席には右中間に先制の10号2ランを放ち、2年連続の2桁本塁打を記録したが、チームは逆転負け。そのフラストレーションを一気に爆発させたかのような活躍で、チームはヤ軍戦での3連敗を阻止し、貯金を1とした。ワイルドカード争いは圏内までこの時点で4ゲーム差と厳しい状況にあるが、吉田は「最後まであきらめないというところが大事になってくるので、それを明日以降も続けていければいいなと思います」と口元を引き締めた。

 また、この日で日米通算1000試合出場も果たし「色々な方の支えがあってここまで来たと思う。1試合1試合の積み重ねなので、明日以降もしっかり準備していきたい」と話した。この勢いで白星を重ねていくしかない。

おすすめテーマ

野球の2024年09月15日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム