阪神ドラ5・佐野「鳥谷2世」になる!「ショートを始めた頃からの憧れ」指名あいさつで意気込み

2024年10月30日 05:15

野球

阪神ドラ5・佐野「鳥谷2世」になる!「ショートを始めた頃からの憧れ」指名あいさつで意気込み
阪神・藤川監督のサイン入りドラフトIDを手に意気込む日本海富山・佐野 Photo By スポニチ
 「鳥谷2世」になる。阪神からドラフト5位指名を受けた日本海富山・佐野大陽内野手(22)が29日、富山県内の高岡商工会議所で畑山俊二統括スカウト、担当の筒井和也スカウトらから指名あいさつを受けた。現役時代に遊撃手歴代最多667試合連続フルイニング出場の偉業を成し遂げた大先輩のような“鉄人”を目標に掲げた。
 「ショートを始めた頃からの憧れ。(日本海)富山に来たときに背番号1にしたのも、鳥谷さんが(阪神時代に)1番だった影響もある。タフな体をこれから身につけてバッティングも守備もチームを代表する選手になれるように」

 中部大4年だった昨年もプロ志望届を提出。しかしNPB球団からの調査書は1枚も届かなかった。最短でプロ入りするため、独立リーグ入りした。得意だった守備を磨き上げて堅実さを向上させ、夢の扉を開いた。日本一の山・富士山のお膝元である富士宮市出身。「毎日(富士山を)見上げるぐらいの近さ」と見守られながら育ってきた。その圧倒的な存在感とスケールの大きさに自身の将来を重ね合わせる。

 「球団(日本海富山)として野手の支配下指名は史上初とのこと。独立リーグに所属している選手に夢を与えられるような、佐野でもこうなれる、独立でもこうなれるという姿を一日でも早く見せていきたい」

 強靱(きょうじん)な体がセールスポイント。5歳のときに中耳炎を患って以来、大きなケガはなし。先輩の大きい背中を追う決意を示した新星が球界No・1遊撃手を目指し、歩を進める。(杉原 瑠夏)

 ◇佐野 大陽(さの・たいよう)2002年(平14)2月14日生まれ、静岡県富士宮市出身の22歳。6歳で野球を始め、富士宮リトルイースト、富士宮第一中。常葉大橘では甲子園経験なし。中部大では4年時に全日本大学野球選手権出場。24年から日本海・富山でプレー、37試合で打率.290、4本塁打、19打点。1メートル78、81キロ、右投げ右打ち。

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