阪神 新助っ人を育成で獲得 パナマ出身ユーティリティ内野手アルナエス、契約即秋季練習合流

2024年10月30日 05:15

野球

阪神 新助っ人を育成で獲得 パナマ出身ユーティリティ内野手アルナエス、契約即秋季練習合流
キャッチボールする阪神育成のアルナエス(撮影・後藤 大輝) Photo By スポニチ
 阪神は29日、パナマ出身のジーン・アルナエス内野手(22)と育成契約を締結したと発表した。今季はブルージェイズ傘下で51試合に出場して打率・233、2本塁打、12打点を記録している。
 「新しいチャレンジをいただいた阪神タイガースに感謝したい。最近は内野手だったけど捕手を守れることもアピールできたら」
 本職は二塁、三塁だが一塁も捕手も出場経験のある右投げ右打ちの万能プレーヤー。この日、契約後に即甲子園球場での秋季練習に初合流した。11月1日からの秋季安芸キャンプにも参加。藤川監督やチームメートからスペイン語でもあいさつを受け、「いい雰囲気で歓迎してくれた」と緊張も解けた。

 球団が8月にパナマで実施した入団テストに合格。ドラフトに続く“火の玉補強”の第2弾となった。「ストロングポイントは1年間、100%全力プレーすること。来年からいい一年になるように精いっぱい頑張りたい」。まずは支配下登録を目指し、同郷のゲラと投打で躍動する。

 ◇ジーン・アルナエス 2002年8月22日生まれ、パナマ出身の22歳。21年ドミニカ共和国のサマーリーグからブルージェイズ傘下でプレー。今季はA+クラスのバンクーバー・カナディアンズで51試合に出場して打率・233、2本塁打、12打点。メジャー経験はなし。守備は一塁、二塁、三塁、捕手をこなす。1メートル76、85キロ。右投げ右打ち。

 ≪マルティネス&ベタンセス残留≫嶌村聡球団本部長が育成のマルティネス、ベタンセスの来季残留を明かした。1月にドミニカ共和国で行った球団初の試みとなる海外入団テストで獲得。先発型のマルティネスはウエスタン・リーグで6勝1敗、防御率3・93、中継ぎのベタンセスは同1勝2敗で同4・18だった。11月1日からの秋季安芸キャンプにも参加する。球団は入団テスト実施の国を広げる計画で、同本部長は「ドミニカ、パナマでやって、台湾も見ながら。継続することが大事。育成選手の保有数を増やし、その中に外国人を入れたい」と外国選手育成の方針を示した。

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