【RIZIN】伊沢星花「怖かった」 パク・シウに“涙の判定勝ち”無敗Vに喜び「賞金で結婚式したい」

2022年12月31日 18:30

格闘技

【RIZIN】伊沢星花「怖かった」 パク・シウに“涙の判定勝ち”無敗Vに喜び「賞金で結婚式したい」
<RIZIN40 伊沢星花×パク・シウ>激戦の末、伊沢(右)が判定勝ち(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【RIZIN.40 女子スーパーアトム級ワールドグランプリトーナメント決勝   〇伊沢星花 判定2―1 パク・シウ● ( 2022年12月31日    さいたまスーパーアリーナ )】 総合格闘技イベント「RIZIN.40」が31日にさいたまスーパーアリーナで開催された。第10試合で行われた女子スーパーアトム級ワールドグランプリトーナメント決勝戦はRIZIN女子スーパーアトム級王者・伊沢星花(フリー)がパク・シウ(韓国)に判定2―1で勝利し、無敗のままトーナメントを制した。
 見応えある激しい攻防となった一戦は伊沢が判定で制し優勝。試合後は「パク・シウ選手本当に強くて怖かったです。うぇーーーーん。うぇーーーーん」と号泣。「もう怖くて勝てて良かったですけど、もっともっと強くなれるように頑張ります。あと、優勝賞金たくさんもらったので、COROさん(夫)と結婚式したいでーす」と喜びを爆発させた。

 今回のトーナメントは4月に浜崎朱加を下してスーパーアトム級新王者に輝いた伊沢が試合後のリング上で涙ながらに訴えたことが開催につながった。

 伊沢は1回戦ラーラ・フォント―ラ(ブラジル)に危ないシーンがありながらも逆転のギロチンチョークで1ラウンド一本勝ち。準決勝はRENAとの対戦が有力といわれていたが、RENAが眼窩内側壁骨折で負傷し、全治2カ月の診断でトーナメント欠場。RENAの代替選手として1回戦でRENAに敗れたアナスタシア・スヴェッキスカ(ウクライナ)との対戦となった。アナスタシアには2ラウンド腕十字で一本勝ちで決勝に駒を進めた。「海外で戦ってきた選手と戦うのは今回のトーナメントが初めてだったので、世界には日本にいない強さを持っている選手がたくさんいるんだなと実感しました。なので、もっと頑張らないといけないと思いました」と無敗ながらも油断はしていなかった。

 パクとは21年10月の「DEEP 104 IMPACT」で対戦していた。その試合は2ラウンドにパクが反則であるサッカーボールキックが伊沢の顔面に当たってしまい減点。反則の減点もあって判定で伊沢が勝利していた。「相手が寝技に付き合わないという気持ちを持っていて、そこで何回倒してもすぐに立ってくる姿勢がすごく嫌でした」と戦った印象を話し、サッカーボールキックをもらってしまったことも含めて試合途中に心も折れてしまったことが心残りだった。「もう1回、戦いたいと思っていたのでいい機会になりました。自分とパク選手のカードは、他の女子格闘技の試合とレベルが違うと思っています。普通に試合をすれば“女子格闘技のレベルは高い”というのが伝わるカードだと思っています。高いレベルの中で自分が絶対に極めて勝ちます」とエンタメ要素のないハイレベルの試合を制して、”無敗の女王”は世界の華として輝いた。

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