TBS系日曜劇場「アンチヒーロー」P明かす プロットの段階で一番議論したこととは 「緑川が…」
2024年06月16日 22:19
芸能
〈以下、ネタバレあり〉
飯田プロデューサーは「全話のプロットをつくる中で一番議論したのが、緑川が仲間であるということをいつバラすのかでした。緑川が仲間であるということがわかると、(検事正の)伊達原(野村萬斎)のもとでどう見ればいいのか視聴者が難しいなと思って、そこは最後にしようと思っていました。緑川、桃瀬(吹石一恵)、明墨(長谷川博己)の3人から始まっているドラマなのでそこを明かすには最後かなと考えました」と話した。
最終回は「全伏線回収」を掲げており「皆さんがすっきりしてほしいなと思っていて、さらに、想像しているものを上回りたいなというのはドラマを作っている上でですごく思っていて、そういったことも込められています」とした。
明墨が桃瀬の墓参りをしていた際、花束を持って近づいていた人物がいたが、それが誰なのかさまざまな考察が流れた。そのことについて緑川だったと答えを明かし「“寝返る”じゃなくて、最初から仲間だっただよって気づいた時、視聴者がどう反応してくれるのか楽しみでした」と話した。
前週の9日放送の9話のエンディングでは、明墨が町工場社長殺人事件の証拠隠滅の疑いで逮捕され、その報告を聞いた検事正・伊達原泰輔が「かわいそうにねえ」と白々しく言い放った後、「そうですか。当然の報いだと思いますけど」という女性の冷たい声が響き、そこにいるのが白木と判明。白木が伊達原のもとを訪れ、隠蔽の証拠となるジャンパーを持ち込む裏切り行為をしたことが分かった。そばで緑川はニタリと笑っており「名前に色の入った登場人物は味方じゃないのか?」「白木は本当に裏切ったのか?」「緑川は寝返ったりしないのか?」などの声がネットで多数上がっていた。