陣内智則 失語症の発症を初告白 引退考えていた「2013年。言葉が出なくなった、全く」
2024年06月16日 12:48
芸能
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「丸2日間、言葉出なくなって、僕は本当に芸人をやめないといけないと思った」と陣内。異変は、飲酒して帰ったある日から始まった。
夜に帰宅し「いつもより酔いが回るな」と思いながらソファーでうたた寝したところ、起きると失禁しており、周囲には衝撃の光景が広がっていた。衣類や身体を洗い、ソファーは丸ごと廃棄。しかしそのとき、シャワーを浴びながら「感覚的に“あれ…しゃべられへん”ってあったの。一言も声出してないけど“しゃべられへんかも”と思った」と違和感が。焦った陣内は歌うことを試みるも「自分の知ってる歌を声に出そうとしたら、歌えなかったの。“うお、あう…あ”しか言えなかった」と振り返った。
陣内は「今だけやと思って、言葉をしゃべるのやめたの。怖いから」と、その日は就寝。しかし翌日、フジテレビ「ノンストップ!」のスタジオに向かおうとタクシーに乗り込むと、目的地を発することができず。「分かってるけど、言えない」そうで、「あ…あう…お…」と言葉にできなかった。運転手は顔見知りのため、いつものことながらフジテレビに向かってくれたが、楽屋に到着すると、マネジャーが陣内の様子に気づき、すぐに病院へ。医師からは「クスリやってますか」と聞かれ、否定すると「原因が分かりません」と告げられた。
陣内はメールでプライベートの予定をキャンセル。「メールも今見たらおかしい」文面だった。見舞いにきた友人や、当時交際中だった松村未央アナウンサーは陣内の姿に涙。自身も号泣したが、翌日、少しずつ声を出せるように。リハビリで、無事に回復することができた。
そして数日後、出演予定だった舞台が開幕。キャストの芸人は原因不明のケガで車いすで稽古したり、他の出演者も病気になったりと、トラブルが相次いでいた。陣内は、脳外科医の役で「クスリやってますか」と尋ねるセリフがあったが、「あれ、俺が言われたやつをやってる…」と感じるように。後日、自身が運ばれた病院の上の病室で、この作品の脚本家が亡くなっていたことを知り、震えが止まらなかった。