笑福亭笑利「上方落語若手噺家グランプリ」優勝 「捨て身だったんでメチャうれしい」

2024年06月19日 21:50

芸能

笑福亭笑利「上方落語若手噺家グランプリ」優勝 「捨て身だったんでメチャうれしい」
「第10回上方落語若手噺家グランプリ」で優勝した笑福亭笑利(右)と準優勝の笑福亭呂好 Photo By スポニチ
 「第10回上方落語若手噺家グランプリ」の決勝が19日、大阪・天満の定席「天満天神繁昌亭」で開かれ、笑福亭笑利(40)が優勝。賞金40万円を獲得した。笑利は「勝つためにネタを作った。出番前にオチも。捨て身だったんでメチャうれしい」と語った。
 笑利は京都府宇治市出身でNSC(吉本総合芸能学院)大阪校26期生。14年9月に笑福亭鶴笑(64)に入門した。過去の決勝の経験を踏まえ、また、3日の抽選会で決まった4番目での出順も考慮。「こういう感じでと計算。思い描いていた新作がはまりました」とニンマリだ。

 ネタは「或る夏の出来事」。だが、夏らしい部分は「暑いですなあ」ぐらい。前々から温めていた“インバウンド”の意味を絡めたネタ。「ここを目標にしてきた。今後は取れる賞を全部獲りたい」とさらなる活躍を誓った。

 準優勝の呂好は兵庫県宝塚市出身で、08年4月に笑福亭呂鶴(73)に入門した。古典「三人上戸」を自分流に少しアレンジ。トップバッターでの準優勝に「変化球を入れてみました」と満足そうに語った。

 上方落語協会に所属する4~18年目までの噺家が対象で、今回は06~20年入門が条件。4回の予選会の各上位2人と、各会次点の中から1人の9人が決勝へ。8人の審査員の投票で審査された。

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