「虎に翼」穂高先生ナレ死 寅子「撤回はしない」も笑顔の和解 ネットひと安心「器の大きさに救われた」

2024年07月05日 08:15

芸能

「虎に翼」穂高先生ナレ死 寅子「撤回はしない」も笑顔の和解 ネットひと安心「器の大きさに救われた」
連続テレビ小説「虎に翼」第70話。大荒れ祝賀会の翌日、佐田寅子(伊藤沙莉)と穂高重親(小林薫)は…(C)NHK Photo By 提供写真
 女優の伊藤沙莉(30)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は5日、第70話が放送された。話題のシーンを振り返る。
 <※以下、ネタバレ有>

 向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子(ともこ)の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となる。

 第70話は祝賀会の翌日、穂高重親(小林薫)と佐田寅子(伊藤沙莉)はお互いの立場から遠慮なく想いをぶつけ合う。梶山栄二(中本ユリス)は寅子の言葉を機に、頼りたい人の存在を思い出し…という展開。

 流石の寅子も穂高への“捨て台詞”を反省、落ち込んでいる。多岐川幸四郎(滝藤賢一)は「あれは法曹界の歴史に残る」。そこへ穂高の方から訪ねてきた。「元気ですか、穂高先生」には無理があった。

 穂高「すまなかったね、佐田くん」「私は、古い人間だ。理想を口にしながら、現実では既存の考えから抜け出すことができなかった。だが、君は違う。君は既存の考えから飛び出して、人々を救うことができる人間だ。心から誇りに思う。それを伝えたかった」

 寅子「私は、先生が古い人間とは思いません。尊属殺の最高裁判決、先生の反対意見を読みました。昨日のことは、撤回はしませんが、先生の教え子であることは、心から誇りに思っています」

 穂高「ありがとう。あとは、君たちは若いもんに託したよ」

 寅子「私、てっきり怒られるのだとばかり」

 穂高「そんなことはせん。そんなことは。これ以上、嫌われたくない」

 寅子「先生、私、別に先生のこと嫌いなわけじゃ」

 穂高「分かっとるよぉ、それなりに好いていてくれてるのは」

 寅子「それなりって」

 穂高「よかった。最後に笑って、スッキリした顔でお別れできそうで。佐田くん、気を抜くな。君もいつかは古くなる。常に自分を疑い続け、時代の先を歩み、立派な出がらしになってくれたまえ」

 寅子「はい」

 数日後。寅子は栄二に「私は本音ではね、別にご両親にこだわる必要はないと思っているの。もっと本音を言えば、ご両親にあなたを任せたくない。あなたは犯した罪と向き合わなければならない。でもそれと同時に、あなたが生きて、大人になるまで見守り、育てることは私たち大人全員の責任なの」「(両親どちらとも暮らしたくなかったら?)その気持ちを優先する」。栄二の父の姉・勝枝(小林美江)が監護者となり、窃盗事件も保護観察となった。

 「寅子が少しだけ、家裁の理想に近づいた頃、穂高先生は眠ったまま穏やかに亡くなられました」(語り・尾野真千子)

 SNS上には「亡くなる前に和解できてよかった」「穂高先生の大人の対応で和解できてよかった」「心が広い」「人間が出来すぎている」「一度は寅子も謝ってほしかったな」「穂高先生の器の大きさに救われた。ちょっとのモヤモヤは残るけどね」などの声が上がった。

 8日から第15週「女房は山の神百石の位?」に入る。

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