西山朋佳女流3冠、棋士編入試験受検へ 史上2人目の資格獲得 新人棋士5人から3勝で合格
2024年07月05日 05:00
芸能
将棋のプロは棋士と女流棋士がいて制度が異なり、棋士になるには養成機関の奨励会を卒業するか、編入試験の合格が条件だ。かつて奨励会でプロ目前の三段まで昇段したが、21年4月に退会し女流棋士に転向した西山。プロ棋士挑戦の道が再び開けた。「できることをしっかりやって臨みたい」と前を見据えた。(小田切 葉月)
◇西山 朋佳(にしやま・ともか)1995年(平7)6月27日生まれ、大阪府出身の29歳。10年、伊藤博文七段門下で奨励会入会。14年初段、15年三段。19~20年にかけて行われた第66回三段リーグでは14勝4敗の好成績を収めたが、昇格枠「2」に届かず3位でプロ入りを逃していた。力強い指し手が持ち味で「剛腕」の異名を持つ。