吉本興業 「笑い」で社会課題解決目指す新プロジェクト発足 パートナー企業も募集開始

2024年08月20日 12:35

芸能

吉本興業 「笑い」で社会課題解決目指す新プロジェクト発足 パートナー企業も募集開始
東京新宿区の吉本興業 Photo By スポニチ
 吉本興業ホールディングス株式会社は20日、「笑いのチカラ」でココロやカラダに関する社会課題の解決を目指す新たな共創プロジェクト「笑いと健康プロジェクト」を立ち上げたことを発表。同時に、「笑いのチカラ」を信じる様々なパートナー企業、研究機関、団体等の募集を開始した。
 コロナ禍を経て多様な働き方が広がった一方、人と人とが一緒に笑い合える環境や連帯感が希薄となり、孤独やメンタルヘルスの不調といった新たな社会課題が浮き彫りになった現代。これまで社会に「笑い」を届けてきた吉本興業として、これからの社会が抱えるあらゆるココロやカラダに関する課題解決に「笑いのチカラ」で貢献することができないか。そんな思いから同プロジェクトが発足した。

 「笑いのチカラ」は、従業員の活力や生産性向上といった企業の持続可能な事業成長を後押しする重要な要因として注目を集めており、同プロジェクトでは「従業員の健康促進」「組織の一体感向上」「創造力と生産性の向上」「健康経営の推進」「全員活躍の実現」の5つを目標として掲げる。

 また、「笑いのチカラ」は企業や団体にとどまらず社会全体での活用が期待されている。免疫力の向上に伴う健康寿命の延伸、認知症予防など医学的にもその効果が実証されており、高齢化社会の問題解決の一助になるなど、未来に向けてさらに大きな役割を担うことが期待されている。

 取り組み事例として、スポーツメーカー「アシックス」とは「笑い」と「サイエンス」の要素を盛り込んだ心身の健康に寄与するオリジナル体操の開発を目指している。パイロット実験として、アシックススポーツ工学研究所にて、お笑いの場で披露される動き(ギャグ)をスポーツ科学的に分析。運動負荷、呼気ガスや心拍数など、動作や生体に関するデータを詳細に測定した結果、代表的ないくつかのお笑いの動きが心身両面で効果的な運動であることが判明した。お笑いを通した動きは運動という認識を持たず取り組めるため、楽しくトレーニングを実施でき、大人数で実施することで自然と笑顔になり、心の健康に対してもポジティブな効果がある可能性も見えた。

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