菊地幸夫弁護士 パワハラ疑惑の兵庫・斎藤知事の今後は?「知事の職務を解こうとすると…ハードル高い」

2024年08月20日 16:37

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菊地幸夫弁護士 パワハラ疑惑の兵庫・斎藤知事の今後は?「知事の職務を解こうとすると…ハードル高い」
菊地幸夫弁護士 Photo By スポニチ
 弁護士の菊地幸夫氏が20日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、パワハラ疑惑が取り沙汰されている兵庫県の斎藤元彦知事の今後を占った。
 知事の疑惑を内部告発した元県西播磨県民局長の男性に対し、斎藤知事は当初「うそ八百」などと完全否定。県は告発を誹謗中傷と認定し、男性に懲戒処分を科した。その後、調査の中立性に疑問が生じ、県議会が百条委員会の設置を決定したが、男性は7月7日に死亡。自殺とみられる。

 同委員会が実施した職員へのアンケートの中間報告では、斎藤知事によるパワハラを目撃、経験したり、人づてに聞いた人の割合は38・3%に上ったことが分かった。斎藤知事は20日、この結果について「内容を承知していないのでコメントは差し控えたい」「した記憶はない」などと否定した。

 斎藤知事の今後について問われた菊地氏は、 「今、たとえば県の職員とか、最大限の責任を取って下さいとか、要するに辞職を求めている、そんな動きが出ています」と前置き。辞職を促す方法として2つを挙げた。

 「一つは兵庫県議会が知事に対して不信任、こういう議決することがある。“あなたは不信任です”と議会が言うと、知事は対抗手段として、そうかどうか、議会を解散しましょうと言って県議を解散して、県議の方の選挙になります」。しかし、ここで一部の県議側には困った事態になるという。「選挙になっちゃうと、今自民党はいい風が吹いてないかもしれません。分からないですけど。選挙は嫌だという人がいたりすると、じゃあ不信任はやめておこうとなると、その手段は使えない」。自身の職を辞してまで不信任を議決できるか、微妙だとした。

 もう一つの手段は、市民によるリコールだという。「市民のざっくり言えば3分の1くらいが“辞めてほしい”という署名を集めれば」。しかし、こちらも「兵庫県は人口がかなり多いので、60、70万票の署名を集めなければならない」とし、「これもハードルが高い」と指摘した。

 そのため、「法律的に知事が辞職しない限り、知事の職務を解こうとすると、この2つくらいなんです。かなりハードルが高い」と解説した。

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