「光る君へ」彰子慕う姿 道長が敦康親王元服を急いだワケ「不憫」「源氏物語が現実の政治を…」ネット反響

2024年10月11日 11:45

芸能

「光る君へ」彰子慕う姿 道長が敦康親王元服を急いだワケ「不憫」「源氏物語が現実の政治を…」ネット反響
大河ドラマ「光る君へ」第38話。藤原道長(柄本佑)は「源氏物語」を読み返し…(C)NHK Photo By 提供写真
 女優の吉高由里子(36)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は今月6日、第38話が放送された。話題のシーンを振り返る。
 <※以下、ネタバレ有>

 「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」などの名作を生み続ける“ラブストーリーの名手”大石氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となる。

 第38話は「まぶしき闇」。ききょう(ファーストサマーウイカ)がまひろ(吉高由里子)を訪ね“光る君の物語”への思いを打ち明ける。まひろは物語の次の構想を練り始めるが、藤原道長(柄本佑)から新たな提案をされる。一方、中宮・藤原彰子(見上愛)と親王への呪詛の形跡が見つかり、藤原伊周(三浦翔平)の関与が明らかになる。一条天皇(塩野瑛久)は道長に相談して処分を検討し…という展開。

 寛弘6年(1009年)。道長は孫の敦成(あつひら)親王を抱き「重くなったのう」。そして、藤原定子(高畑充希)の息子・敦康親王(渡邉櫂)が彰子に甘える姿を目にした。

 「光る君は、幼心にも、ささやかな花や紅葉に添えて、藤壺をお慕いする心を、お見せになります」(まひろの声)

 道長が読み返しているのは「源氏物語」第1帖「桐壺」。主人公・光る君と義母・藤壺が敦康親王と彰子に重なり、その後の“関係”を恐れたようだ。

 藤原行成(渡辺大知)を呼び出し「敦康親王様の元服の日取りを陰陽寮に決めさせよ」と命じ「日取りが出たら、帝にすぐ奏上する」。敦康親王を彰子から引き離しにかかった。

 彰子は第2子を懐妊。出産を控え、土御門殿に下がった。

 一条天皇は「中宮が子を産むまで、敦康の元服は延期せよ」「中宮の出産と重なっては、都合が悪かろう」。道長は承諾し「ご元服後の敦康様のご在所につきましても、お任せくださいませ」とした。

 SNS上には「敦康親王の彰子への懐き方。あれが恋へと発展したら、光源氏と藤壺の関係になるかもしれないと危惧したのね、道長」「敦康親王の未来を思うと、不憫でならない」「彰子様に甘える敦康親王を見て“気づいて”しまう道長くんの描写がとてもよかった」「間接的に彰子と敦康親王の間を裂くのは『源氏物語』、まひろということになるのか…それは残酷」「今回、最もやられた!のは、彰子を慕う敦康の姿を目にして危機管理に走った道長…という脚本の妙。『源氏物語』が現実の政治を動かした」などの声も上がった。

 次回は第39話「とだえぬ絆」(10月13日)が放送される。

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