大山のぶ代さん死去 テレ朝「Jチャン」で追悼 声優交代時の思い「ものすごいものに関わってきた」

2024年10月11日 17:11

芸能

大山のぶ代さん死去 テレ朝「Jチャン」で追悼 声優交代時の思い「ものすごいものに関わってきた」
大山のぶ代さん Photo By スポニチ
 テレビ朝日は11日、同局系「スーパーJチャンネル」(月~金曜後4・48)で、人気アニメ「ドラえもん」の主人公ドラえもんの声優を26年にわたり務め、9月29日に老衰のため90歳で死去した俳優の大山のぶ代(本名・山下羨代=やました・のぶよ)さんを追悼した。
 大山さんは1933年10月16日生まれ、東京都出身。役者を目指し、俳優座養成所に第7期生として入所し、1956年にNHKドラマ「この瞳」でデビューを果たした。「水戸黄門」「江戸を斬る」など時代劇作品にも多く出演した。大山さんの代名詞になったのは、1979年からテレビ朝日系で放送されたアニメ「ドラえもん」で、主人公のドラえもんの声を担当。05年に勇退するまで26年間担当し、自他ともに認める代表作となった。

 番組では冒頭から大山さんの訃報を伝え、ありし日の大山さんや関係者のコメントを放送。79年4月2日の第1回放送のエピソード「ゆめの町 ノビタランド」でのドラえもんの登場シーンが流された。

 「ドラえもん」原作者の藤子・F・不二雄(本名・藤本弘)さんが96年に死去した際には、大山さんが「先生はすごくユーモアがある方で、私がドラえもんをやったら、“ドラえもんの声ってくいう声だったんですか?”って。うれしかったです。役者冥利(みょうり)に尽きます」と、涙ながらに語る姿を伝えた。

 また、05年3月、声優交代前最後のアフレコ現場の様子も紹介した。のび太役の故・小原乃梨子さんと、世代交代を語る場面。小原さんが「新しいドラえもんを見るのよね」と話すと、大山さんも「ずっとドラえもんはつながっていく。いろいろ変わっていく。しょうがないわよね、生身だから。でもそういうものに関われたというのは、最高に幸せだよね。今さらながら、私たち、ものすごいものに関わってきた、この26年」と、しみじみ返していた。

おすすめテーマ

芸能の2024年10月11日のニュース

特集

芸能のランキング

【楽天】オススメアイテム