宮沢りえ 演じることの意味語る「終わりに向かって時間が流れる安心感」 来世でなってみたい職業も告白

2024年10月24日 13:47

芸能

宮沢りえ 演じることの意味語る「終わりに向かって時間が流れる安心感」 来世でなってみたい職業も告白
宮沢りえ Photo By スポニチ
 女優の宮沢りえ(51)が23日深夜放送のTOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」(月~木曜深夜1・00)に出演。来世でなってみたい職業を明かした。
 この日、歌手のハナレグミこと、永積タカシとともに出演。永積から「自分も何で歌なんだろうとか、何で音楽をやってるんだろう、って都度思うんですけど、そういうことって考えたりします?なんで、俳優、いま、演じるという場所に立っているのかっていう」と聞かれた宮沢は「意味を凄く見出そう、見出そうとして、やっていると思います」と話した。

 さらに「何か映画を見たり、舞台を見たりして、自分の今までの価値観がふと変わる瞬間とか、それが何気ないセリフの一言だったりとか、映画のひと場面だったり、それで生きよう!ってシンプルに前に向ける瞬間をもらっているので、そんなに世の中ってあまり楽しいことばかりじゃないし、どっちかというと、大変な事のほうが多くて、嫌になっちゃうっていう人が、明日も頑張ろうって思ってもらえるような、時間でありますようにと思いながら(演じている)。それが意味なのかなって思います」と語った。

 また「いろいろな人を演じられるので、本当に母性のあふれるお母さんの役から、銀行で男のためにお金を横領して、自分の欲のために生きる女の人とか、それは役ですけど、何となく自分の中を通っていくときに好奇心がかき立てられるし、“役だから何を言ったっていいんですよ”って。普段言えないセリフを堂々と言えるとか、そういうことも楽しさの一つだなと思う」とした。

 「人生ってあまりゴールが決まっていない中で、お芝居はちゃんと終わりがある。その終わりに向かって時間が流れるのは安心感っていうか。普段の人生はいつどんなふうに終わっていくのかってわからないから。それが面白いんだけど、物語がそれがないのが、終わりがあるっていうことの面白さ(もある)」とも話した。

 そのうえで「来世は本当にピアノとギターを巧みに弾き語るミュージシャンになりたい」と告白。「もう来世にしたんですけど」と笑いつつ、「だって、ミュージシャンの方々は、1人で曲を。私たちは作家でも監督でもないから作り上げるというところに参加するっていう感覚なんですけど、曲をゼロの、砂漠のようなところから水をまき、種をまき、芽が出てっていう、その作業を1人でやる。めちゃめちゃ孤独じゃないですか?苦しいですか?」と投げかけ。

 これに永積は「結構苦しいですね。苦しい時は…。見たくない自分を見ることになるし、自分の中で隠している何か、見ないようにしているものを作るときになったら1回さらさないといけない感じがあって、それは結構苦しいですね」ともらした。

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