藤井竜王が京都・仁和寺での第3局検分「熱戦に」 過去5年、仁和寺対局制した棋士がシリーズも制す

2024年10月24日 20:05

芸能

藤井竜王が京都・仁和寺での第3局検分「熱戦に」 過去5年、仁和寺対局制した棋士がシリーズも制す
京都・仁和寺での竜王戦第3局の対局場検分に臨んだ藤井聡太竜王(日本将棋連盟提供) Photo By 提供写真
 将棋の藤井聡太竜王(22)=王将を含む7冠=が挑戦者に佐々木勇気八段(30)を迎える第37期竜王戦第3局が25、26日に京都市の仁和寺で指されるのを前に24日、対局場検分が行われた。その後、同市内での前夜祭に臨み、750人のファンが両者を歓迎した。
 「対局室を出てからの庭園の眺めが素晴らしく、リフレッシュできる。全力を尽くし、最後まで見応えのある熱戦にできるよう頑張りたい」と藤井、佐々木は「竜王戦を戦っていると月日の経つのがあっという間。自分の力を出し切りたい」と意気込みを語った。

 第1局を藤井、第2局は佐々木と先手番が制し合って迎える第3局。仁和寺は888年に創建され、1994年に世界遺産登録された。竜王戦開催は6年連続6度目で、過去5年は第2局か第3局での実施。勝者がそのまま7番勝負を制した歴史があった。4年連続4度目の出場となる仁和寺対局を藤井は過去3連勝しており、1勝1敗で迎える今回も勝ってシリーズの主導権を握りたいところだ。

 あいさつの前にはファンからの質問コーナーにも応じた。「1カ月将棋をできないとしたら?」との問い掛けに藤井は、「その間に将棋を忘れてしまうのは怖い。(将棋に似た)チェスをして忘れないようにします」と相変わらずの将棋愛を語った。佐々木は学生時代の修学旅行について問われ、「高校2年でマレーシアへ行った。1年でプロになっていたので(修学旅行期間中の)4、5日間、対局が入ると行けなくなる。行けたことが、うれしかった」と棋士ならではの悩みを打ちかけた。

 対局は25日午前9時開始。持ち時間8時間の2日制で26日決着予定だ。

おすすめテーマ

芸能の2024年10月24日のニュース

特集

芸能のランキング

【楽天】オススメアイテム