吉田沙保里、1Pも失わず決勝進出も慢心なし「気合を入れ直す」
2016年08月19日 01:36
五輪
レスリング女子53キロ級で五輪4連覇を狙う吉田沙保里(33=フリー)が準決勝でベネズエラ選手に圧勝し、決勝進出を決めた。ここまで相手に1ポイントも許さない盤石の強さを見せ、17日の伊調馨(32=ALSOK)に続く五輪個人種目4連覇へ王手をかけた。準決勝の試合後に決勝への意気込みを語った。
――4連覇へ近づいた
「そうですね、きのう女子が3階級獲ったので、かなりのプレッシャーがあったのですが、みんなが金メダル獲ってくれたからこそ私たちもあしたやろうという気持ちに私たちもなれた。それは本当にうれしいことだと思います」
――最大のライバルのソフィア・マットソン(スウェーデン)が準決勝で敗退した
「一緒に戦っていたので見てなかったんですけど、ヘレン(マルーリス)が勝ったということでちょっとビックリしています。でもヘレンは『ずっと吉田を倒すためにやってきた』と(言っていると)いうのを聞いたことがあって。過去に2、3回戦っていて負けたことはないんですけど、そこから4年たって伸びてきていると思うし、決勝の大きな舞台で戦うのですごい気合いは入っていると思うので。そこは私もこれまで以上に気合いを入れ直して金メダル目指して頑張ります」
――状態が良さそうに見える
「自分の中では良くもなく悪くもなくという感じで。組み合わせに恵まれていたので。あまり組み合わせに恵まれる人じゃなかったんですけど、神様が。お父さんかな?誰が相手でも強かったので、そこは若い選手が伸びてきているなと感じました」