伊調 ALSOK年内退社へ 進退は明言せず 指導者に興味も
2016年08月19日 05:30
五輪
マットを一周して声援に応えた伊調は、手に持った日の丸に身をくるみ、5秒間深々とマットに礼をした。「ここまで来られたことに感謝して、マットにも、応援してくださった方にも礼をした。とりあえず一区切りということで」と今後の活動については明言しなかった。
関係者によれば、所属するALSOKとの契約は更新せずに年内で退社する意向。北京五輪後にも約1年間のカナダ留学を経て復帰したことがあったが、後進に道を譲りつつ自らの進路を考えることになるという。かねて「選手にこだわりはない」とし、「五輪というものはいい節目」と話していた。「せっかく学んだ技術なので、教えたいというか伝えていきたい気持ちはある」と指導者にも興味を抱いている。4年後の東京五輪では5連覇に挑むのか、コーチや監督の立場で選手を支えるのか。4連覇の余韻に浸りながらしばらく検討することになりそうだ。