【服部道子の目】第1R 集中できている敏京 大山はさすが修正力
2016年08月19日 09:11
五輪
第1日に日本の2人が良いプレーを見せてくれました。野村さんはショットの精度が高く、パットもいいストロークで打てていました。プレッシャーがあると思うのですが、リラックスしながら集中できています。
切り替えのうまさも光っていました。1番はボギーでしたが、すぐ立ち直りましたし、11番と12番の連続ボギーで悪い流れになった時も耐えて流れを引き戻しました。18番でもティーショットをミスして3打目で長いクラブを持たざるを得ずバンカーに入れてしまいましたが、しっかり寄せてパーで上がりました。
大山さんもボギーが先行しましたが、6番で5メートルの下りの難しいバーディーパットを入れたのが流れを変えるきっかけになりました。序盤はショットが右に曲がっていました。大山さんは五輪への思い入れが人一倍強く、頑張りたいという気持ちと体がうまくマッチングできていなかったのではないでしょうか。それを1つのバーディーをきっかけに修正できるところはさすがベテランだなと思いました。 (プロゴルファー)