J2熊本が昇格に王手! 2得点演出の杉山、夢は冨安と日本代表共闘「もう一回、タケと一緒に」

2022年11月07日 06:00

サッカー

J2熊本が昇格に王手! 2得点演出の杉山、夢は冨安と日本代表共闘「もう一回、タケと一緒に」
同点PKを決め喜ぶ熊本FW杉山(左) Photo By スポニチ
 【J1参入プレーオフ2回戦   熊本2-2山形 ( 2022年11月6日    えがおS )】 J1参入プレーオフ2回戦は6日、熊本市のえがお健康スタジアムで行われ、J2昇格1年目で4位だった熊本が同6位の山形と2―2で引き分け、規定により年間順位上位の熊本が決定戦へ進んだ。13日にJ1で16位の京都とアウェーで対戦する。熊本は1―2で迎えた後半5分、FW杉山直宏(24)が同点PKを決めた。
 キッカーは試合前に決まっていたという。大木監督は「うまいから」と理由を説明。1点を追う後半5分だ。FW高橋が倒され、得たPKを任されたのはFW杉山だった。左足シュートはGKの逆をつきネットの右を揺らす。J1参入決定戦進出を引き寄せるゴールが決まった瞬間、赤く染まる1万1429人のスタジアムが揺れた。降り注ぐ歓声を浴びながら「最高でした」と笑みがこぼれた。

 前半12分のCKもキッカーを務め、DFイヨハの頭に合わせ、先制点をアシストした杉山。「あのエリアを狙っていた」と語り、大一番での1ゴール1アシストの活躍には「1年間を通してやってきたことが結果に表れている」と胸を張った。

 日の丸を背負う友から刺激を受けている。J1福岡ジュニアユースでチームメートだったアーセナルDF冨安が、W杯カタール大会の日本代表に選出された。「小学校から一緒にプレーしていた。自分も頑張ろうという刺激になる。もう一回、タケ(冨安)と一緒にプレーしたい」。いずれは日本代表へという思いを心に秘める。

 決定戦はJ1の京都が相手。規定で引き分けでは敗退となり、勝つしか道はない。指揮官は「(J2)4位で挑戦権をもらったのだから3位のチームの分まで頑張りたい」と力強く語った。05年に結成し、地域リーグから始まった熊本の夢まであと1勝に迫った。 (村田 有子)

おすすめテーマ

2022年11月07日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム