【女子W杯】宮沢ひなた シュートゼロ 大会5発も“澤超え”ならず 「ここで満足できない」

2023年08月12日 05:27

サッカー

【女子W杯】宮沢ひなた シュートゼロ 大会5発も“澤超え”ならず 「ここで満足できない」
<日本・スウェーデン>後半35分にピッチを去った宮沢(AP) Photo By AP
 【女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会決勝トーナメント準々決勝   日本1―2スウェーデン ( 2023年8月11日    イーデン・パーク )】 今大会で大ブレークしたMF宮沢は、敗退の瞬間をベンチで迎えた。ここまで優勝した11年ドイツ大会の澤穂希に並ぶ同一大会日本最多の5得点。記録更新が期待されたが、シュートを一本も打てずに後半35分に交代となり、「もっと相手に怖さを与えられるように(力を)伸ばしたい」と悔し涙を拭った。
 恩師の一言が、点取り屋としての才能を開花させた。献身性が強い半面、ゴールへの執着心が足りず、他の選手への要求も少なかった宮沢。

 マイナビ仙台で指導した松田岳夫氏(現日テレ東京V監督)は主戦場をサイドから中央に移した上で、「もっと欲を持て」と要求した。6月に終わった昨季のWEリーグでは20試合1得点、代表での実績はW杯開幕前の時点で23試合4得点だったが、大舞台でついに殻を破った。

 「ここで満足できない。またここに戻ってこられるように、自分自身を見つめ直してやっていきたい」と宮沢。今大会の経験と悔しさを糧に、さらなる成長を誓った。

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