なでしこ帰国 池田監督「世界にインパクト残せた」自信胸にパリ五輪で雪辱の頂点を

2023年08月12日 23:31

サッカー

なでしこ帰国 池田監督「世界にインパクト残せた」自信胸にパリ五輪で雪辱の頂点を
<なでしこジャパン帰国>帰国したなでしこジャパンの熊谷(中央)ら(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 サッカーの女子ワールドカップ(W杯)でスウェーデンに敗れ、8強に終わった日本代表「なでしこジャパン」が12日、準々決勝が行われたニュージーランドのオークランドから帰国の途に就いた。夕方に帰国した第1陣に続き、夜には羽田空港に池田監督、熊谷主将ら第2陣も無事到着した。
 涙の激闘から一夜、成田空港の到着ロビーには300人、羽田空港の到着ロビーには約350人の計650人が出迎え、注目度の高さをうかがわせた。

 池田監督は「本当に皆さんの方に出迎えられてうれしく思います。世界と真剣勝負してきた充実感とまだまだ戦いたかった思いがある」と手応えとともに悔しさを口にした。

 池田監督の一問一答は以下の通り。

 ――1カ月の戦いを総括して
 「選手、スタッフ一丸となって世界と真剣勝負をした充実感があると同時に、まだまだこのチームで戦いたかった思いもある」

 ――手応え
 「選手たちはピッチ上でしっかりとプレーして世界にインパクトを残せたのは事実ですし、8強で敗退したのも事実なので、それをしっかりと受け止めて、これからのなでしこジャパンにつなげたい」

 ――10月にはパリ五輪の予選が始まる
 「世界大会で戦っていく姿が女子サッカーの発展、これからサッカーをやりたいと思う少女へのメッセージになる。しっかりと準備して戦いたい」

 ――収穫と課題
 「我々の攻守にわたり選手が関わり合ってゴールに向かうプレー、守備の連動、あとは日本の俊敏性は世界に通用する部分だと思う。さらに上を目指すのに、個の質を上げていき、高いレベルで個人の力が発揮でき、それの集まりであるなでしこジャパンにつなげたい」

 ――来月にアルゼンチン戦
 「次の国際親善試合を日本でできるのはなでしこジャパンの戦いをみんなにみてもらう良い機会。躍動感のあるプレーをしたい」

 ――解散の時の声かけは
 「試合が終わってホテルで声をかけた。これからまだまだなでしこジャパンは続くので、しっかりとまた戦っていこうと言ったし、もちろんこの大会のみんなのハードワーク、高みにもう一つ連れて行けなかったという残念なことを踏まえて、まずは選手のハードワークを称え、今後も一緒に戦っていこうと話した」

 ――新たな選手の出現への期待
 「それは常に新しいというか、選手の成長は求めているし、W杯メンバーを含めて一人一人の成長は常に必要なことだと思う」

 ――熊谷の重要性を大会で感じたか
 「ピッチ内外で主将として、プレーヤーとして責任を果たしてくれた」
 
 ――次の大会も必要だと
 「現時点では戦ってくれたメンバー、ここから新たな才能のある選手もいると思うし、なでしこジャパンにはすべての女子サッカーの選手の力が必要です」

 ――高さ、フィジカルのある国にどう戦うか
 「まずは日本の女子サッカーの裾野を広げて、アスリートプレーヤーの出現というか、そういった育成も必要だと長期的にみれば必要になる。体格差のある選手に対しての守備の構築もしないといけない。サッカーはやり合いなので、相手のストロングで失点があってもそれを上回る得点力を磨くですとか、いろんな角度から磨いていければと思う」

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