なでしこ帰国 熊谷主将「悔しさを次の舞台にぶつける」涙の激闘一夜明けパリ五輪へ決意

2023年08月12日 22:40

サッカー

なでしこ帰国 熊谷主将「悔しさを次の舞台にぶつける」涙の激闘一夜明けパリ五輪へ決意
<なでしこジャパン帰国>帰国したなでしこジャパンの熊谷(中央)ら(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 サッカーの女子ワールドカップ(W杯)でスウェーデンに敗れ、8強に終わった日本代表「なでしこジャパン」が12日、準々決勝が行われたニュージーランドのオークランドから帰国の途に就いた。夕方に帰国した第1陣に続き、夜には羽田空港に池田監督、熊谷主将ら第2陣も無事到着した。
 涙の激闘から一夜、羽田空港の到着ロビーには約350人が出迎え、注目度の高さをうかがわせた。

 取材に応じた主将の熊谷は「本当に正直びっくりしている。もちろん結果としては悔しかったですけど、帰ってきて温かく受け入れていただいてホッとしている」と笑顔を見せた。

 大会を振り返り「最高のチームだったからこそ、やっぱもっとやれたなっていう気持ちも凄くある。その反面やれることはやったなっていうところもあって半分半分」と手応えと悔しさを口にした。

 チームで唯一、11年の栄光を知る32歳は「一つ大きなものが終わりました。けど、この結果っていうのは今変えられないんで、この悔しさを次の舞台にぶつけるしかない」と熱い思いを口にした。

 ローマ入りする来季に向け「私自身も新たなシーズン、新しいチームに向かうので、そこも含めて本当に未来に向かって頑張りたい」と前を向いた。

 頂点への挑戦は8強で閉ざされたが、若い力による快進撃でともした希望は消えない。次は24年パリ五輪。10月スタートのアジア2次予選、来年2月の最終予選を経て、今度こそ最も高い場所へ。熊谷主将が力強くパリへの道をけん引する。

 ≪24年パリ五輪への道≫
 出場は12チームでアジア枠は2。FIFAランク11位の日本は10~11月のアジア2次予選から参戦する。12チームが3組に分かれ、日本はC組で同60位インド、49位ウズベキスタン、32位ベトナムと対戦。組内1位または2位最上位なら突破する。来年2月の最終予選は4チームが2組に分かれてホーム&アウェーで対戦し、勝てば五輪出場権を得る。

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