なでしこ帰国 今大会で大ブレーク宮沢ひなた「まさかこんなに出迎えてもらえるとは…」海外挑戦も前向き

2023年08月12日 22:52

サッカー

なでしこ帰国 今大会で大ブレーク宮沢ひなた「まさかこんなに出迎えてもらえるとは…」海外挑戦も前向き
帰国したなでしこジャパンの宮沢ら(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 サッカーの女子ワールドカップ(W杯)でスウェーデンに敗れ、8強に終わった日本代表「なでしこジャパン」が12日、準々決勝が行われたニュージーランドのオークランドから帰国の途に就いた。夕方に帰国した第1陣に続き、夜には羽田空港に池田監督、熊谷主将ら第2陣も無事到着した。
 涙の激闘から一夜、羽田空港の到着ロビーには約350人が出迎え、注目度の高さをうかがわせた。

 今大会で大ブレークしたMF宮沢ひなた(23=マイナビ仙台)は「まさかこんなに出迎えてもらえると思わなかったのでビックリしている」と言いつつ、「だからこそ、もっと結果を残したかった。この悔しさを忘れずにこれからも頑張りたい」と今大会の経験と悔しさを糧に、さらなる成長を誓った。

 一部報道でリヴァプール、フランクフルトへの移籍が挙がっていることに「正直、何も知らない」としながらも「こういう経験をしたからこそ、もっと高いレベルでやりたい。そういう方向でチャレンジしていきたい」と海外挑戦に意欲を見せた。

 敗退の瞬間はベンチで迎えた。優勝した11年ドイツ大会の澤穂希に並ぶ同一大会日本最多の5得点。11日現在、得点ランクで堂々トップに立ち記録更新が期待されたが、シュートを一本も打てずに後半35分に交代となり、「もっと相手に怖さを与えられるように(力を)伸ばしたい」と悔し涙を拭った。

 次は24年パリ五輪。10月スタートのアジア2次予選、来年2月の最終予選を経て、今度こそ最も高い場所へ。さらなる飛躍を目指す23歳が、力強くパリへの道を歩む。

 ▽東京五輪スウェーデン戦VTR 21年7月30日に準々決勝で対戦。前半7分にCKの流れからクロスを入れられて失点。同23分に田中美のゴールで同点に追いつくも、後半に2失点し1―3で完敗。4強入りを逃した。

 ≪24年パリ五輪への道≫
 出場は12チームでアジア枠は2。FIFAランク11位の日本は10~11月のアジア2次予選から参戦する。12チームが3組に分かれ、日本はC組で同60位インド、49位ウズベキスタン、32位ベトナムと対戦。組内1位または2位最上位なら突破する。来年2月の最終予選は4チームが2組に分かれてホーム&アウェーで対戦し、勝てば五輪出場権を得る。

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