【Jトピ~データで読み解く】決めれば全勝の最強ジョーカー 途中出場から全8得点の広島FWヴィエイラ

2023年10月04日 06:00

サッカー

【Jトピ~データで読み解く】決めれば全勝の最強ジョーカー 途中出場から全8得点の広島FWヴィエイラ
広島FWドウグラス・ヴィエイラ Photo By スポニチ
 試合後半からピッチに立ち、短い時間で結果を出してヒーローの座をかっさらっていく選手がいる。今季8得点の広島FWドウグラス・ヴィエイラ(35)を筆頭に、途中出場からの得点が多いスーパーサブたちをピックアップする。
 途中出場での得点ランクは最多のヴィエイラに続き、京都FWパトリックが2位で6点。以下は川崎F・MF瀬川祐輔が5点、神戸FWジェアン・パトリッキと福岡FWウェリントンが3点で続く。上位5人には共通点があり、まず実力者ながらも先発よりベンチスタートが多い。ウェリントンが2試合で最後まで温存されたケースを除けば、ベンチ入りした全ての試合で途中起用されている。さらにパトリック以外は今季全得点を途中出場から、かつ試合の後半に挙げている。

 ヴィエイラは9月30日の名古屋戦、0―1の後半18分にピッチに入った。同点に追いついた後の同31分、ペナルティーエリア内でスルーパスに抜け出そうとした際に後ろから倒されたとしてPKを獲得。自ら決めて勝ち越し、チームを3―1の逆転勝利に導いた。
 途中出場得点のシーズン最多は2度記録したFW森山泰行ら3人(4度)の9得点。8得点のヴィエイラはあと1と迫った。8点のうち決勝弾が5、同点弾が1と勝負強く、7点は後半31分以降。得点した7試合にチームは全勝している。

 2位のパトリックはJ1通算100得点にあと4と迫る。うち途中出場からが24点でFW播戸竜二の27点、川崎F・FW小林悠の25点に次ぐ歴代3位。3位につける瀬川は日本人選手、またMFとして唯一の5傑入りと異彩を放っている。

 ヴィエイラ擁する広島は、途中出場選手だけでチーム別最多の12得点。ここまで全36得点のちょうど3分の1を占めている。京都、浦和、鳥栖が9点で続き、最少は名古屋の0点。リーグ全体ではオウンゴールを除く651点中109点、約17%を途中出場選手が挙げている。

 ゴールという結果を出せば出すほど選手は先発起用される可能性が高まり、シーズン後半には伸びにくいタイプの記録だ。その中で“ジョーカー”として得点を重ねる選手たちに、シーズン終盤戦も注目していきたい。(データ提供・データスタジアム)

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