新潟・小野 2桁ゴールでV導く 松橋監督と10年横浜ユース以来、14年ぶりタッグ

2024年01月19日 04:30

サッカー

新潟・小野 2桁ゴールでV導く 松橋監督と10年横浜ユース以来、14年ぶりタッグ
キャリアハイの2桁得点でチームを優勝に導こうと燃える新潟FW小野(アルビレックス新潟提供) Photo By 提供写真
 沖縄・比屋根(ひやごん)キャンプ中のJ1新潟は18日、タピック県総ひやごんスタジアムで2部練習を行った。鳥栖から完全移籍で加入のFW小野裕二(31)は、チームが目標に掲げるJ1優勝に向けて期待されている得点力で貢献する構え。横浜ユース時代の恩師である松橋監督と再びタイトルを獲る決意だ。
 キャンプ初日からフィジカルテストやサーキットなどキャンプならではの負荷のかかった練習メニューが続く。小野は「きつい。すでに限界突破です」と言いながらも「仲間たちと新しいサッカーを楽しんでやれている」と充実した表情を見せた。

 ボールを使った練習では手応えを感じている。「新潟の選手はイメージ通り、クオリティーの高い選手が多い。激しさもあるし、もっといい状態をつくっていけたら。もっといろんな選手に自分を知ってもらえばさらによくなる」。夕食後にはDF早川が自身の部屋で“開業”している「カフェたまご」に通い「ここが癒やしの場。おいしいコーヒーでリラックスしています」とすっかりチームにもなじんでいる。

 松橋監督は横浜ユース時代の恩師。09年には高円宮杯全日本ユース、10年のJユース杯で全国優勝を果たしている。高円宮杯では磐田ユースとの決勝戦でハットトリックを決めている。あれから14年の時を経て、再び松橋監督とともに優勝を目指すことになった。「(松橋)力さんはあの時と全く変わっていない。本当に負けず嫌いで、今回も本気でチャンピオンを狙っている。その気持ちにどれくらい自分が食らいついていけるか。チームが勝つために得点で貢献したい」と貪欲にゴールを狙っていく。

 昨季、鳥栖ではキャリアハイの9ゴールをマークしている。30歳を超えてなおも進化しているだけに「去年は一番前でプレーし、一番得点を取ることに専念できた。今年はどこをやるかまだ決まっていないが、一番前で勝負し、2桁は取りたい。大事なところで決めたい」と自らの役割をしっかり理解している。

 ピッチ上では「負けたくないから」とこわもてだが、ピッチを離れれば穏やかな表情になる。12日の県庁訪問時にロビーでサインをもらおうと待っていたチビっ子に優しく声をかけ、快くサインや写真撮影にも応じていた。「気軽に声をかけてもらえれば」と新潟サポーターとの交流も楽しみにしている。

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