【アジア杯】森保監督 課題の修正に手応え「イラク戦の反省を生かすことができたというのが非常に大きい」

2024年01月24日 23:53

サッカー

【アジア杯】森保監督 課題の修正に手応え「イラク戦の反省を生かすことができたというのが非常に大きい」
<日本・インドネシア>試合後、鈴木と握手する森保監督(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【アジア杯1次リーグD組   日本3─1インドネシア ( 2024年1月24日    カタール・ドーハ )】 アジア杯で3大会ぶり5度目の優勝を目指す男子サッカー日本代表(世界ランク17位)は24日、1次リーグD組第3戦でインドネシア代表(同146位)に3―1で勝利。1989年6月11日のW杯イタリア大会アジア1次予選(〇5―0)以来35年ぶりとなった対戦を制し、同組2位での突破を決めた。決勝トーナメント1回戦では、31日にE組1位との対戦が決まった。
 森保監督は試合後の公式会見で、改めて結果を振り返り「まずは、過去の試合を振り返って、成果と課題をチームの中で共有をして、次の試合に向かって行くという部分。勝った、負けたではなくて、これまで通り、いい振り返りをして、次への最善の準備と選手たちが100%思い切りプレーすることがチームとしてできたかなと思います。試合全体で3-1ということで、特に試合の入りのところは、イラク戦から気をつけてアグレッシブに入っていこうということを選手たちが過去を生かしてくれたことで、PKにつながったと思うし、その後のゲームをコントロールすることができたことにつながったと思っています。インドネシアも非常にいいチームで、個々の力もあるし、戦術的にもテヨン監督が素晴らしいチームづくりをしている中で、選手たちが覚悟を持って心の準備をしてくれたことが結果につながったと思います」と語った。

 安定していた最終ライン。冨安についても「彼が、彼のコンディションが上がって、スターティングメンバーとしてプレーできるようになったことはまず良かったかなと思っています。彼の能力とレベルの高い日常を今日のプレーでも発揮してくれたと思いますし、チームにも還元してくれたと思っています。ただゲームとしては、冨安のプレーももちろん良かったと思いますが、イラク戦の敗戦を受けて、我々が何をしなければいけないかというところ、DFラインが全員代わっている中で、チームとしてイラク戦の反省を生かすことができたというのが非常に大きい。DFライン。今話した通り、前戦の選手からのプレッシャーの掛け方があってこそのDFラインの最終的なプレーになりますので、チームとして攻撃で圧力をかけられたこと、前戦からのプレッシャーを切り替え早く強度高く行こうということを、チームとしてできたことが良かったのかなと思っています」と課題の修正に手応えを口にした。

 いよいよ決勝トーナメント。16強以降の戦いに向けてイラクと韓国について「そうですね。まずはこのアジア杯に出てきているチームはどこが勝ってもおかしくないと思っているし、決勝Tに出てくるチームは、全てのチームが力があるからこその、決勝Tに出てくると思いますので、我々が覚悟して戦わなければいけないかなと思っています。イランと韓国、アジアのトップレベルにある素晴らしい力のあるチームだと思っています。2つの国のこと聞かれましたが、それぞれの国の特徴を生かしたサッカーをしていて、非常にというか、また我々と違ったサッカーをするのでリスペクトしています。優勝を争うというところでは、より高いレベルで試合ができると思いますし、アジアのレベルの高さをゲームの中でファンやサポーターに見ていただきながら、試合を展開できればと思っています」と語った。

 そして更なる課題については「全てのプレーで、まずはもっとクオリティーを上げなければいけないというのは、攻撃でも守備でも出ているかなと思います。相手に構えられた守備をされる中、DFラインからのビルドアップのクオリティーを高めて、中央からサイドからの攻撃をバリエーション多くできるようにしていきたいと思っています。守備のところを最後、ロングスローのパワープレーで失点してしまいましたので、無失点でゲームを終えられるように、良い守備からいい攻撃をというところ。勝った上での課題として、次に向かって行きたい」と前を向いた。

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