【アジア杯】堂安 今大会初先発で起爆剤 火ついた代表に「頼もしさしかない。優勝するべきチーム」

2024年01月24日 00:05

サッカー

【アジア杯】堂安 今大会初先発で起爆剤 火ついた代表に「頼もしさしかない。優勝するべきチーム」
<日本・インドネシア>前半、試合に臨む堂安(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【アジア杯1次リーグD組   日本3─1インドネシア ( 2024年1月24日    カタール・ドーハ )】 アジア杯で3大会ぶり5度目の優勝を目指す男子サッカー日本代表(世界ランク17位)は24日、1次リーグD組第3戦でインドネシア代表(同146位)に3―1で勝利。1989年6月11日のW杯イタリア大会アジア1次予選(〇5―0)以来35年ぶりとなった対戦を制し、同組2位での突破を決めた。決勝トーナメント1回戦では、31日にE組1位との対戦が決まった。
 今大会初先発となったMF堂安は後半7分、左サイドを駆け上がってMF中村からのスルーパスを受けると、中央へグラウンダーのクロス。これをファーサイドでフリーだったFW上田が押し込み2点目。存在感が光った。

 効果的な守備について「そこはベース。そこを評価されてる時点で今までの2試合がどれだけ悪かったかっていうのがわかる。正直自分が良かったというよりも、今までの1、2試合が良くなかったっていう感覚。全選手がクオリティー出せれば、今日のようなゲームがベースであるべきだと思う。僕たち出てない選手が起爆剤になるように、ピッチで表現できていた。改めて、途中から入ってくる選手のクオリティの高さを…(南野)拓実君が出てきて、(伊東)純也君が出て来て、頼もしさしかなかった。優勝するべきチームだなって思った」と振り返る。

 さらに「W杯でできてたことを、なぜアジア杯でやらないんだっていうことだし。アジア杯になるとよりボールを持った時の戦術が必要になるのはわかるけれど、それ以前にW杯で通用した日本の良さは、しつこい守備とか奪ってからのカウンター。今日も2点目なんてそうですし。奪ってから早い攻撃で少ない人数で仕掛けるっていうのは、そこのベースを表現した結果。1失点は余計でしたけど、良い試合ができたんじゃないか」と手応えを口にした。

 上田がPKを獲得するきっかけとなった縦パスも「まさに、あれは綺世と試合前から話した通り。それを生かしてあげられた。(上田の)ミャンマー戦のゴールとかもあんな感じだったので、そこはアイコンタクトっぽくできるようになってきた」と語った。

 前日、チームに対して「アジアをなめている」と憤った堂安。「アジア相手だからって80%で勝てる相手なんていない。自分たちが全部出して、きつかったなっていうくらい出し切って結果を見るべき。最初から『勝てるでしょ、今日』みたいな、80%でいって勝てる相手なんていない。それがアジアをなめてるっていう表現になりましたけど。今日はみんな終わってからきつかったねって言ってた。周りは抑えてやれた相手だろって言うかもしれないけど、そうすれば負けてしまう。気持ちの部分でベースが欠けていた」と改めてフルパワーで向かう重要性を強調した。

 2点目のシーンも長距離を走り切ってのアシスト。「追い越す動きで、自分が頑張って(周囲が)良いプレーできるなら頑張るので、走るだけなら簡単」と笑わせ、「自分が2度追い、3度追いしてチームに活を入れられるなら走る。もっとプレーで見せられる選手になりたい」と頼もしかった。

 苦しい時の頼みの綱ぶりを見せた。「点とってないんで…でも、経験を多くさせてもらってるし、森保さんとは(今代表の中で)一番長くやってますから。信頼も感じるし、何かしら返してあげたいという気持ち。文句言ってた時期もありましたけど…(笑い)意見は伝えるし、文句言わないわけじゃないけど、常に背番号のことを含めてチームのためにっていうのは考えています」と背番号10としての矜持を口にし「今日活躍できなかったらセンスないなって思ってた。俺ならできるっていう環境だと思った。ゴールとれたら完璧でしたけど…」と逆境の強さを見せた。

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