神戸MF山内翔 遠藤保仁氏が理想 試合のテンポを変えられる選手に

2024年02月17日 04:42

サッカー

神戸MF山内翔 遠藤保仁氏が理想 試合のテンポを変えられる選手に
神戸MF山内翔 Photo By スポニチ
 【パリ五輪世代 憧れを超えろ④】最後までメンバー入りへの希望を捨てない。U―22日本代表で臨んだ昨年の杭州アジア大会で準優勝に貢献した神戸のルーキーMF山内翔(22)は置かれた立場を理解しつつ、パリ五輪への素直な思いを打ち明けた。
 「選ばれる自信はまったくないですけど、誰が見てくれているか分からない。選ばれるなら、チームのために貢献したい」
 神戸ユースからプロ契約に至らず、筑波大に進学。主将として、時に異なる意見をまとめ上げながら、他者の長所を生かすことを学んだ。アジア大会でも確かな手応えを得て、満を持して王者の一員となった。

 幼少期からの憧れは昨季で現役引退した遠藤保仁氏(現G大阪コーチ)。ポジションも同じで、小学生の頃にサッカーショップのイベントに出かけ一緒に写真を撮ったこともある。「いるだけで試合のテンポを変えられる選手。高すぎる壁ですけど、いつか越えられるような選手になりたい」と理想像に掲げる。

 19年U―17W杯で同僚だった同い年のG大阪DF半田陸は昨年A代表入り。「実績が違う」と差があることは自覚しているが、神戸で結果を残せば、追いつき、追い越すことにつながる。「まず神戸で連覇に少しでも貢献できるように」。その先にパリ行きの切符が待っていると信じている。

 ◇山内 翔(やまうち・かける)2002年(平14)1月6日生まれ、京都市出身の22歳。フォレストFC京都から神戸伊丹ジュニアユース、神戸ユースを経て筑波大に進学。3年時に神戸の特別指定選手となり、今季からプロ契約。19年U―17W杯ブラジル大会で16強進出に貢献。昨年は主将として関東大学リーグ制覇に導いた。1メートル77、74キロ。利き足は右。

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