なでしこ追加招集の北川ひかるが涙…負傷でパリ五輪絶望の猶本に思い寄せ「その人たちの分も貢献」

2024年02月17日 13:47

サッカー

なでしこ追加招集の北川ひかるが涙…負傷でパリ五輪絶望の猶本に思い寄せ「その人たちの分も貢献」
<なでしこジャパン練習>練習後の囲み取材で涙ぐむ北川(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 サッカー女子のパリ五輪アジア最終予選で北朝鮮戦(24、28日)に臨む日本代表「なでしこジャパン」は17日、千葉市内で国内合宿5日目を迎え、約1時間の全体練習を行った。追加招集されたMF北川ひかる(26=INAC神戸)がこの日から合流。負傷で不参加の仲間たちの思いを胸に涙を流しながら決意を示した。
 22年E―1選手権での招集以来、約1年半ぶりに日の丸を背負う北川。追加招集後、初の練習を終えると、取材エリアで抱負を語った。

 「驚いたが、自分にチャンスが回ってきたことに感謝して、五輪切符を獲るために貢献したい」

 負傷による不参加選手も相次いだ。MF猶本光(29=三菱重工浦和)とMF遠藤純(23=エンゼルシティー)は、ともに左膝前十字じん帯損傷でパリ五輪は絶望とされている。北川は仲間たちの思いも背負う覚悟を口にした。

 「連絡を取るのもありかもしれないけど、ケガで複雑な思いもあると思う。そこは他の選手に任せて自分はその人たちの分もこの活動でチームに貢献していかなきゃという強い思いを持った」

 猶本とは三菱重工浦和時代にともにプレーした間柄。より特別な思いを寄せる先輩について話し出すと、言葉に詰まり、涙が出た。

 「つらいと思うし、光さんも常に代表に入るという感じではなく、その時の思いも知ってるので…。つらい…。でも、光さんは前を向いて頑張ってると思う。悔しい思いは表に出さない人。しっかり強くなって戻って来ると思う」

 合流初日だが、コンディションも上がっており、この日の練習でも軽快な動きを披露した。北朝鮮戦へのイメージも描けている。「勝ちへの執念や強い気持ちをぶつけてくる。今の自分だったら持ってるものを出せると思う。しっかり準備したい」と北本。仲間たちの無念の思いも胸に、パリ切符を獲得する。

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