なでしこジャパンのMF藤野あおば 会場未定に余裕の「どこでもいい」 FKはメッシの蹴り方を研究

2024年02月17日 13:14

サッカー

なでしこジャパンのMF藤野あおば 会場未定に余裕の「どこでもいい」 FKはメッシの蹴り方を研究
<なでしこジャパン練習>藤野(左)と競り合う北川(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 パリ五輪アジア最終予選の北朝鮮戦(24日、28日)に臨む女子日本代表「なでしこジャパン」は17日、千葉市内で国内合宿5日目を迎えた。敵地での第1戦まで1週間となる中、いまだ会場未定の異常事態。一時はサウジアラビア・ジッダでの開催が濃厚との情報も飛び交った中、複数の関係者によれば中国・大連で落ち着きそうだという。
 ただ、相手は北朝鮮。さまざまな状況を含めて、まだまだ予断を許さない状態は続く。選手たちもコンディション調整など難しい部分は少なくない。それでもMF藤野あおば(20=日テレ東京V)は「決まったあとの環境に不安はあるけど、やるべきことは変わらない。どこでもいいかな(笑い)」と余裕の表情をみせた。

 23年W杯オーストラリア・ニュージーランド大会の後、自身の新たな武器として力を入れてきたのがFKだ。「点を取るのが仕事だと思っている」という20歳のアタッカーは、相手選手と相手選手の間でボールを受ける動きやドリブル、強烈なシュートが代名詞。ただ、それだけでは「足りない」と、攻撃オプションの増加に取り組んできた。

 「FKは止まっているボールを、誰にも邪魔されずに蹴ることができるアドバンテージがある。メッシの映像で研究しています。(猶本)光さんが、自分とメッシの蹴り方を比較しているみたいなTV番組を見て、その真似というか(笑い)。助走の角度だったり、膝下の振りを参考にしています」

 W杯の準々決勝のスウェーデン戦では、ペナルティーエリア付近のFKでゴールを狙ったが、クロスバーを直撃。「あれを決めていれば――」と悔しさが残った。だからこそ、武器にしようと研鑽をやめない。対北朝鮮、会場未定、パリ五輪切符を懸けた試合などプレッシャーは多くある中、今度こそゴールネットを揺らす覚悟だ。

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